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イオン岡山2年連続2千万人来店 ヨーカドー閉店も追い風に

12/4(月) 23:36配信

山陽新聞デジタル

 JR岡山駅南の大型商業施設・イオンモール岡山(岡山市北区下石井)が5日、開業から3年を迎える。来店客数が想定を下回った船出の1年目から一転、2年目は目標の2千万人に達し、3年目はさらに2~3%増える見通しとなった。ファミリー層向けのテナント誘致が奏功したほか、近隣のイトーヨーカドー岡山店(同所)の閉店も追い風となった格好だ。

 イオンモール岡山(売り場面積約9万2千平方メートル)は衣料品のH&MやZARA、映画館など約350店が入居し、2014年12月5日に開業した。1年目の来店客数は約1800万人と目標を1割下回ったため、併設駐車場(約2500台)の無料時間を拡充し、早々にテナント構成の見直しにも着手。2年目以降は2年連続で2千万人を突破する見通しだ。

 同店によると、3年間で入れ替えたテナントは店内移転を含め80~90店。全店舗の2割強に上る。メインターゲットとなる20~30代の女性向けの衣料品店が中心だが、客層を広げるため、雑貨店や着物店などを積極的に誘致してきた。

 昨冬には新たなジャンルとして、イオングループのペット店や人気アニメ・ポケットモンスターのグッズ店をオープン。3年目は来店客に占める30~40代の構成比が5%ほど伸びており、同モールの秀方純ゼネラルマネージャーは「家族連れなど幅広い層が楽しめる店づくりを進めたことが、来客増につながっている」と話す。

 さらに近隣では2月末、イトーヨーカドー岡山店が閉店。同モール内の総合スーパー・イオンスタイル岡山は年明け以降、ヨーカドーで堅調だった日用雑貨や肌着などを充実させてきた。金野司店長は「シニア層の来店が増え、売り上げも伸びている」と手応えを話す。

 イオンモール岡山は売上高を公表していないが、関係者によると年四百数十億円とされ、3年目は前年を上回る見通し。500億円の当初目標にも近づきつつあるとみられる。

 イオンモール(千葉市)の吉田昭夫社長は「全国のモールの中でも岡山の伸びはトップクラス。引き続き地域のニーズに合った店舗展開を進めたい」と話している。