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Xmas開戦説も…ロシアゲート問題の行方が北朝鮮攻撃の引き金に?

2017/12/4(月) 16:50配信

AbemaTIMES

 対話の糸口を探るべく各国が努力する中、北朝鮮が75日ぶりにミサイルを発射した。関係改善の兆しから一転、アメリカ国内では北朝鮮のICBM完成前に先制攻撃すべきとの強硬論が浮上、多くの米国人が帰国するクリスマスの開戦説がささやかれ始めている。マクマスター大統領補佐官も11月26日「時間がなくなろうとしている」と述べ、グラム上院議員は「ミサイル阻止のためなら戦争もありうる」とまで発言。ロシアのラブロフ外相は11月30日、「もしアメリカが北朝鮮を破壊する口実がほしいなら、はっきりそう言うべきだ。そうすれば我々も対応を考える」と述べている。

 クリスマス開戦説の根拠ともなっているのが、対話路線のティラーソン国務長官の更迭報道だ。1日、北朝鮮との対話路線を主張してきたティラーソン国務長官が数週間以内に更迭されると米メディアで一斉に報じられたのだ。しかも後任には「金正恩氏を排除すべき」との考えを持つというポンペオCIA長官の名前も取り沙汰されているという。

 2日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』ではこの問題について議論。元外交官の松川るい参議院議員(自民党)は「もし本当なら、トランプさんが過激なことを言うとティラーソンさんが対話に引き戻すとか条件を出すといったことをやってきたその路線が修正され、方針がより強硬になる可能性が高い」との見方を示す。

 元海上自衛隊海将で金沢工業大学虎ノ門大学院教授の伊藤俊幸氏は「まるでティラーソンだけが宥和派だというイメージになっているがそれは違う。マティス国防長官とケリー大統領首席補佐官、マクマスター大統領補佐官。この3人とティラーソンの4人は毎日電話でやり取りしていて、トランプが変なTweetをすると連絡を取り合って対応の役割分担をしている。ティラーソンが文句を言われているのは、国務省の役人からのリークだ。国務省のポストが埋まっていないから政策がうまくいかないと日本では言われているが、実はそうではない。大使も含む国務省の高官の数は国防総省の3倍で、人件費もそれだけ取られている。トランプ政権はそれをつぶそうとして、わざとポストに就けていない。中には大使もいない国もあるので、それに不満を持つ職業外交官たちが色々なリークしているという話もある」とコメントした。

 さらに国際政治学者の川上高司氏は「私の邪推だが、ティラーソンは政権に入る前からロシアとコネクションがあったので、ロシアゲート問題で名前が挙がるかもしれない。だから自ら政権に迷惑をかけたらマズイと思って、阿吽の呼吸で身を引こうとしている可能性がある」と推測、その上で「ロシアゲート問題の影響がトランプにひしひしときている。フリン前大統領補佐官も訴追され、さらに不利になる可能性もある。歴代大統領が海外を攻撃することで外に目を向けさせた、その歴史は否定できない。トランプも自分の身が危ないとなったら外に目を向けさせるかもしれない。戦争は北朝鮮のミサイルができた・できないではなく、そうした国内情勢から起こる可能性がある」と指摘した。

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最終更新:2017/12/4(月) 16:50
AbemaTIMES