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「空手は技術より心術」 人生の壁超える心育む【道場めぐり・29】

2017/12/4(月) 20:10配信

沖縄タイムス

 ■上地流空手道拳優会本部道場 新城清秀会長・範士九段

 平日の夕方、読谷村渡具知の上地流空手道拳優会本部道場。それまでの騒がしさが一瞬に静まった。始まりを告げる正座と礼。小中学生ら30人の表情はひきしまり、柔軟と突き、型と緊張感みなぎる稽古が続いた。

 県内に7道場ある拳優会。本部道場には4~75歳の100人ほどが通う。世界15カ国に開かれた道場は約200を数える。

 嘉手納ロータリー内にあった前身の上地流空手道嘉手納修武館を引き継いで1981年に拳優会を立ち上げたのは新城家3代目の清秀氏(66)。10歳から師事した2代目の父・清優氏の「優」を取り入れた。

 伝統を大事に、新しい芽を育てる-。空手発祥地の誇りと若い息吹の融合。2020年東京五輪から正式種目となり、大会参加も活力となる。「空手は技術より心術。素直と謙虚さを持ち合わせた強さが人生の壁を乗り越える力となる」と清秀氏。地域活動などを通し人材育成にも努める。(中部報道部・溝井洋輔)

最終更新:2017/12/4(月) 20:10
沖縄タイムス