ここから本文です

「抹茶」国際規格へ新定義 日本茶業中央会が骨格案

12/5(火) 7:38配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 日本茶業中央会は、国際規格を目指して検討している「抹茶・てん茶」の新定義の骨格案を固めた。4日までに関係者が明らかにした。製造過程で使う機械は石臼など伝統的用具に限定せず、新技術を反映させる。一方、日光を遮って栽培する方法や乾燥時に茶葉をもまないという条件は維持する。来春にも決定する方向で調整している。

 抹茶の原料になる茶葉「てん茶」は一定期間、茶園を資材で覆って日光を遮ることを条件にする。覆う期間は今後詰める。乾燥の際は茶葉をもまないのが条件だが、れんが造りの伝統的な「てん茶炉」以外でも、普及している機械を対象に含める。茶葉をひく茶臼は、従来の石臼に加えてセラミック製も認める方向だ。

 同会は現在、抹茶の定義を「覆下栽培した茶葉をもまずに乾燥した茶葉(てん茶)を茶臼でひいて微粉状に製造したもの」としているが、国際規格づくりを念頭に見直しを進めている。

 来年3月の理事会で正式決定するとみられる。

 農林水産省によると、抹茶は海外で人気が高まり、日本からの輸出も伸びているが、外国産の粉末茶と区別がつきにくく、品質にばらつきが出ている。

 高品質な「抹茶」のブランド化を進める政府は12月中旬、ロンドンで開かれる国際標準化機構(ISO)の会合で製法などを説明する。

静岡新聞社