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デンソー、アスモを吸収合併 18年4月予定

12/5(火) 7:39配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 自動車部品大手デンソー(愛知県刈谷市)は4日、2018年4月1日の予定で連結子会社の自動車用小型モーター製造アスモ(湖西市)と事業統合する基本合意書を締結したと発表した。アスモがデンソーのモーター事業部に組み込まれる事実上の吸収合併で、社名はデンソーに変わる。

 アスモはパワーステアリング、パワーウインドーなどの小型モーターを製造。デンソーはエンジン駆動用の大型モーターを生産している。両社の技術を融合し、モーター事業を一本化することで、技術開発のスピードとレベルの向上を図る。

 デンソーは「昨今の急激な電動化、自動運転技術の進展の中で、モーターの性能と信頼性を向上させる必要がある」と説明する。

 アスモの従業員には全員デンソーへの転籍を呼び掛ける。デンソーは「アスモのオフィスや工場は当面そのまま継続し、引き続き小型モーターを生産する予定」としている。

 湖西市梅田のアスモ本社工場には市外からの通勤者も含めて約4千人の従業員が働き、市内の部品メーカーでは最大規模の事業所。統合による人員削減は行わない予定という。



 <メモ>アスモ 1979年、田中計器工業(現アスモ)と日本電装(現デンソー)が設立。2017年3月期の連結の売上高は4069億円。現在、デンソーと同社の北米子会社が92%の株式を保有する。愛知県豊橋市と広島県東広島市にも計3工場を持ち、従業員数は約5200人。米国、中国、メキシコ、インドネシアなどにも拠点を広げている。



 <メモ>デンソー 1949年、トヨタ自動車から分離独立し、日本電装として設立。ハイブリッド車、電気自動車(EV)、ガソリン車などの幅広い自動車部品を生産する。2017年3月期の連結の売上収益は4兆5271億円(国際会計基準IFRS)。連結子会社のアスモも含め、国内63拠点で約6万7千人、世界191拠点では約15万4千人の従業員を雇用している。

静岡新聞社