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JOLEDが有機ELパネルの出荷開始 世界初「印刷方式」で生産

12/6(水) 7:15配信

SankeiBiz

 パナソニックとソニーの有機EL事業を統合したJOLEDは5日、世界初となる低コストの「印刷方式」で生産した中型の有機ELパネルの出荷を開始したと発表した。一方、テレビなど大型パネル向けでも印刷方式の開発にめどをつけており、パネルメーカーに技術供与する提携戦略を進める方針だ。

 JOLEDが製品化したのは、4K画像に対応した21.6型の有機ELパネルでソニーの医療用モニターに採用された。印刷方式は発光材料をプリンターのように塗り分ける方式で、有機ELで先行するサムスン電子など韓国勢が採用する「蒸着方式」と比べ、製造コストを2、3割下げられるという。

 JOLEDは当面、製品化した中型パネルの市場開拓に注力するが、中期的には大型や小型パネルの領域でも展開を検討する。5日に会見した田窪米治最高技術責任者は「印刷方式の技術標準化を目指す」と語った。

 現在は、株主のジャパンディスプレイ(JDI)の石川工場(石川県川北町)を間借りして少量生産するが、JDIの能美工場(同能美市)を引き継いで2019年にも量産する方向だ。来年3月末までに、外部企業を引受先とした1000億円の増資を検討し、設備投資資金を確保する。

最終更新:12/6(水) 7:47
SankeiBiz