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米10月製造業新規受注0.1%減、コア資本財は堅調

12/5(火) 3:35配信

ロイター

[ワシントン 4日 ロイター] - 米商務省が4日発表した10月の製造業新規受注高は前月比0.1%減となったが、市場予想の0.4%減より落ち込みは穏やかだった。資本財から国防関連と航空機を除いたコア資本財の出荷も堅調で、製造業分野の力強さが裏付けられた。

民間の設備投資の先行指標となるコア資本財の受注は0.3%増。11月発表の暫定値(0.5%減)から大幅に上方修正された。

国内総生産(GDP)の設備投資に組み入れられるコア資本財の出荷は1.1%増で、暫定値(0.4%増)から上方修正された。製造業は米GDPの12%を占める。

今回の統計についてRDQエコノミクス(ニューヨーク)の首席エコノミスト、ジョン・ライディング氏は「製造業活動が底堅く上向き、企業の設備投資が加速していることを裏付ける内容になった」としている。

10月のコア資本財の出荷が暫定値から上方修正されたこと受け、第4・四半期の成長率見通しについてマクロエコノミック・アドバイザーズが年率2.7%とし、従来見通しから0.2%ポイント引き上げたほか、バークレイズは2.5%とし、従来の2.4%から上方修正した。米国の第3・四半期成長率は3.3%だった。

JPモルガン(ニューヨーク)のエコノミスト、ジェシー・エドガートン氏は「第4・四半期は設備投資が2ケタ台の伸びを示すと予想しているが、出荷が上方修正されたことでこの予想に対する上振れリスクが一段と高まった」と述べた。

トランプ米政権は法人税を35%から20%に引き下げることを柱とした税制改革を掲げており、企業の設備投資も改革への期待から、第3・四半期は3年ぶりの大幅な伸びだった。主要通貨に対し約7%のドル安傾向も製造業には追い風となっている。

10月の製造業受注の分野別では、機械が1.9%のプラス、うち鉱業、原油・ガス関連は9月の20.2%増から一転、1.4%のマイナスとなった。

輸送機器は4.2%減。うち民間航空機が18.5%減、国防航空機も7.6%減だった。自動車は1・3%増だった。

9月の製造業全体の受注は1.7%増で、当初の1.4%増から上方修正された。

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最終更新:12/18(月) 18:38
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