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シカよけがイルミネーションに 京都、黒豆守り夜景演出

12/5(火) 13:07配信

京都新聞

 クリスマスシーズンを前に、静かな山あいにある京都府南丹市日吉町殿田の大豆畑にイルミネーションがお目見えした。丹波の名産である黒豆をシカから守ろうと、農事組合法人「大向営農組合」が設置した防獣網だが、食害軽減に効果があるほか、地元住民から「ほっとやすらぐ」と好評といい、“隠れスポット”となっている。
 畑イルミネーションは、採種用に育てている新丹波黒大豆の畑約5千平方メートルを囲むように設置。辺りは街灯が少なく、暗闇に近い。きらびやかな青や赤、黄、緑の光が明滅し、ひときわ目を引く。
 12月初旬にかけて、黒大豆は収穫を控え葉を取り払った状態で、においに引かれたシカが寄ってくる。同法人が深刻な食害に悩んでいたところ、インターネットで青い光がシカよけに効果があると知った。6年前に組合員の家にあったクリスマス用の電飾を設置してみたところ、シカの侵入が減ったという。
 合わせて、暗闇に幻想的な光が畑の周りに浮かび上がり、住民やドライバーから「きれいだ」と言われ、イルミネーションとしても話題を呼ぶようになった。同法人側は「クリスマスに近い時期とはいえ…本当はシカよけなのですが…」と笑う。
 点灯は午後6時ごろから翌朝。黒大豆を収穫し干し終えるまで続けるといい、10日ごろまで点灯する予定。

最終更新:12/5(火) 13:54
京都新聞