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スキー連盟 大麻使用で処分スノボ選手の競技者登録復帰も、平昌五輪は絶望的

12/5(火) 6:04配信

デイリースポーツ

 全日本スキー連盟(SAJ)は4日、都内で理事会を開き、米国遠征中に大麻を使用したとして、昨年4月に競技者登録の無期限停止処分を下したスノーボード・スロープスタイルの男子選手(当時未成年)の処分解除を決定した。ただ、強化指定選手復帰の特例は設けない方針で、本人が希望していたという18年平昌五輪出場の可能性は絶望的となった。

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 同選手は国際大会で入賞するなどの実績を誇った元日本代表選手。処分後、スキー連盟はボランティアなどの更生プログラムを課していたが、今年1月に離脱し、プロの大会に出場したことで処分継続となっていた。しかし、来年2月の平昌五輪出場を目指して登録復帰を希望し、10月の理事会の場で謝罪。同月に更生プログラムに復帰し、ボランティアなどに励んでいたという。

 今後は更正プログラムの第2段階に移行し、1年間競技を行いながら、活動日誌の提出を義務づけ、ヒアリングも継続的に受ける。FISの大会や、プロとしてXゲームなどへの参加は認められるが、五輪選考の懸かるW杯には出場できない。

 平昌五輪出場へは、競技者登録後、強化指定をされた上でW杯に出場し、8位以内に入るなど連盟の派遣基準をクリアする必要がある。強化指定選手になるには、規定上前年の全日本選手権に出場していなければならず、同選手は出場していない。連盟の皆川賢太郎競技本部長は「五輪出場には特例を作るしかないが、現段階で競技本部としてはシーズン途中に強化指定に入れる特例は作らない。五輪は我々だけで派遣できるものじゃない(JOCの承認が必要)。ルールを曲げるわけにはいかない」と、説明。平昌五輪への道は事実上断たれたことになった。

 ただ、来季以降の強化指定選手復帰には大きく道が開けた。同競技本部長は「人間はミスは必ずある。何かあれば更生させて、スタートラインに立たせて、一流選手にする義務も我々は負っている」と、同選手の今後の飛躍を願っていた。