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トランプ大統領、米ユタ州環境保護地域の縮小を発表

12/5(火) 14:04配信

AFP=時事

【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump )米大統領は4日、ユタ(Utah)州のソルトレークシティー(Salt Lake City)を訪れ、州内にある2つのナショナル・モニュメント(国定文化遺産保護地域)を縮小すると発表した。縮小規模は、保護地域で過去100年以上例がないほど大規模なものとなる。

【写真】「ベアーズ・イヤーズ」にある古代の穀倉跡

 縮小対象となるナショナル・モニュメントは「ベアーズ・イヤーズ(Bears Ear)」と「グランド・ステアケース・エスカランテ(Grand Staircase-Escalante)」の2つで、それぞれ環境保護地域が85%と45%縮小される。

 トランプ大統領はソルトレークシティーで行った演説で「これらの土地を熟知し、最も愛しているのはあなた方、ユタ州の人々だ。これらの土地の最良の使い道を把握しているのもあなた方だ」と述べ、「ユタの自然環境とあなた方とのかけがえのない絆が、はるかかなた(首都ワシントンの)の役人たちの思い付きで薄れるようなことがあってはいけない」と語った。

 また、1906年に制定された遺跡保存法(Antiquities Act)にも触れ、「残念ながら前政権は同法の規範を無視して、広大な土地や豊富な水資源を政府の厳しい管理下に置き囲い込むために同法を利用した」とオバマ前政権を批判した。

 保護地域が縮小されれば、保護指定が解除された土地でのエネルギー資源開発や商業利用への道が開かれる。

 だが、縮小に反対する人々は、対象とされたナショナル・モニュメント内には5000年以上前の壁画や10万か所を超える古代遺跡、新種の可能性がある恐竜21種類の化石などが存在すると主張している。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:12/5(火) 14:09
AFP=時事