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貴ノ岩の診断書いまだ未提出 貴乃花親方“自爆テロ”画策か

12/5(火) 12:10配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「何を考えているのかわからない……」

 ある親方も、こう言ってクビをかしげる。

 3日から始まった大相撲の冬巡業。日馬富士暴行事件の被害者である貴ノ岩(27)が初日から休場しているにもかかわらず、4日の時点でも師匠の貴乃花親方(45)からは何の報告もないという。

 巡業を休場する際は本場所同様、病院の診断書を提出する義務がある。つまりルールだ。巡業は協会の公式行事だけに、理由も明かさず「欠席します」なんて主張が通るはずがない。貴乃花親方に代わって巡業部長代理を務める春日野親方(元関脇栃乃和歌)も、「(診断書の提出は)義務だからね」と困惑しきりだ。

「親方衆の間では、『最後まで出すつもりはないんじゃないか』というウワサまで出ている。理由? とにかく、執行部のやることなすこと、すべて気に食わないんじゃないか」とは冒頭の親方の弁である。

■死なばもろとも

 確かに貴乃花親方は協会の現体制に牙をむいている。日馬富士暴行事件では報告義務を怠り、協会が要請した貴ノ岩への事情聴取にも頑として応じようとしなかった。それでも11月30日の理事会で出席者の多くから袋叩きにされ、「日馬富士が書類送検された後なら」と、渋々協会の聴取を了承した。

 協会内での立場はいよいよ悪くなる一方。それでもかたくなな態度を取り続けるのは、もはや自身への処分が避けられないと居直っているからではないか。貴乃花親方は今回の騒動を利用して、執行部にダメージを与える狙いがあったという。そうやってクーデターを起こし、自分が理事長の座に就こうという魂胆だ。しかし、旗色が悪くなり、不可解な言動もクローズアップされ、協会内ばかりかマスコミからもバッシングされている。

 もはや、できることはひとつ。「どうせ処分されるなら刺し違えてやろう」という、死なばもろともの「自爆テロ」――それ以外、駄々をこねる子供のような貴乃花親方の反発は説明がつかない。

 もっとも、自身が狙っていた協会転覆は実現しそうにはない。文字通りの自爆、“死に損”で幕引きとなりそうだが……。