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大谷、ヤンキース蹴った!マリナーズなど7球団と交渉開始へ

12/5(火) 7:00配信

サンケイスポーツ

 【ロサンゼルス3日(日本時間4日)】ポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指す日本ハムの大谷翔平投手(23)が代理人を通じて、ヤンキースなど相当数の球団に入団の意思がないことを伝えた。マリナーズ、ジャイアンツ、パドレスなど7球団を候補に残し、4日(同5日)にも交渉を開始する。全米も注目する投打二刀流の去就は、22日(同23日)の交渉期限を待たずに決着する可能性も出てきた。

 衝撃のニュースが、全米を駆け巡った。

 「ヤンキースが大谷との面談から外れた」

 米メディアのウェブサイトやツイッターで、次々に“本命視”されていた名門、ヤンキースの落選が伝えられた。ブライアン・キャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM、50)は落胆の色を隠しきれなかった。

 「大谷の宝くじから外れたことを知らされた。最低でも第2ラウンド(面談)まではいくと思っていた。驚きだった」

 この日午後に大谷サイドから電話連絡を受け、契約の意思がないと伝えられたという。「ニューヨークが東海岸の大都市であることは変えられない。全てをアピールしたが、合わない選手には合わない」。同GMは大谷の希望が「西海岸の球団」「市場規模の大きくない球団」だと示唆した。2012年から調査を続けており、「時間も労力もたくさん費やしたから残念だけど、これも仕事の一環」と話した。

 ヤ軍の宿敵、レッドソックスや、メッツ、ナショナルズなどにも断りの連絡を入れたもよう。大谷サイドは特例で21日間に短縮された交渉期間を有効活用するため、交渉前に受け入れ態勢などをアピールする書類の提出を各球団に求めていた。これを精査して、面談する球団を決めている。

 “1次通過”した球団はマリナーズ、レンジャーズ、パドレス、ジャイアンツ、エンゼルス、ドジャース、カブスの7球団とみられる。米大リーグ公式サイトは「ファイナリスト」と表現して7球団を連ねた。このうちドジャース、カブス以外は今季プレーオフに進めなかった。強大な戦力を持ち、常勝を義務づけられた人気球団より、戦力が整っていない球団の方が、大谷が投打で能力を発揮しやすいといえる。

 4日(日本時間5日)に大谷本人、代理人のネズ・バレロ氏(54)とロサンゼルス市内で面会し、最終選考に移る。投打二刀流に挑戦できる環境か、どういう起用プラン、育成プランを持っているのか。大谷は11月11日のメジャー移籍表明会見で「自分をもっと磨きたい。そういう環境に自分を置きたい」と、ポイントを挙げていた。

 バレロ氏は同13-15日のGM会議中に「翔平は(投打)両方やってみたいと言っている。それが実現するためには、どんな苦労も惜しまない。いつ、どのような方法なのか。その点について各球団と話し合いたい」と、二刀流へのチャレンジを最優先に据えていた。一気に動き出した争奪戦。“合否”は意外に早く判明しそうだ。