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<ペットボトルツリー>15年で「有終の美」 少子高齢化で

12/5(火) 10:08配信

毎日新聞

 ペットボトルで作られたクリスマスツリーや光の回廊など17点が並ぶ「ペットボトルイルミネーション」が滋賀県東近江市石塔町の草の根広場で開かれている。「『もったいない』を地域で活(い)かしたい!」を合言葉に2003年に始められたイベントだが、15回目を迎えた今年が最後となる。これまでの歴代作品が並ぶ会場中央には青い地球をイメージした新作も展示され、有終の美を輝かせている。【金子裕次郎】

 イベントは、子供たちの健全な成長を支援する住民有志「阿育(あしょか)の子育成会」が、「大人と子供が交流しながら共に資源の大切さを学べる機会に」とスタート。ペットボトルの収集から洗浄、組み立てなど手探りで始めた初回は、約20人の大人と約30人の子供が関わり、4メートルほどのツリー制作に3カ月を要したという。

 その後は毎年趣向を変えた大規模作品にも挑戦。高さ8メートルのツリーや光るピラミッドなども発表し、これまでに使用した本数は延べ1万5000本と、地域で1年間に出される量に匹敵するまでになっていた。

 中野雅夫代表(69)は「少子高齢化の影響で参加できる子供も10人にまで減った。イベントが大規模化し、突風や大雪など気象の変化に対応しきれない事情もある」と今年で終える理由を話す。

 一方、イベントには地区外のファンも増えており、同市立八日市南小6年の竹村隆喜さん(12)は「テーマパークみたいで毎年来るのを楽しみにしていた。もう見られないのは悲しい」と話すなど、惜しむ声も多い。

 今年の会場では、15年の足跡を写真で振り返るパネルも設置。中野代表は「ペットボトルイルミネーションが楽しい思い出となり、地球が穏やかで有りますように……」とのメッセージも添えている。

 1月3日までの毎日午後5~9時に点灯。問い合わせは蒲生コミュニティセンター(0748・55・0207)。

最終更新:12/5(火) 10:34
毎日新聞