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元TBS記者側、争う姿勢 伊藤詩織さん民事訴訟

12/5(火) 15:46配信

朝日新聞デジタル

 望まない性行為で精神的苦痛を受けたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さん(28)が元TBS記者の男性ジャーナリスト(51)に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が5日、東京地裁(鈴木尚久裁判長)であった。男性側は争う姿勢を示した。

【写真】東京地裁前で取材に応じる伊藤詩織さん

 訴状によると、伊藤さんは2015年4月、就職の相談をしようと、都内で男性と会食。その後、意識を失い、ホテルで望まない性行為をされた、と訴えている。

 弁論後、伊藤さんは報道陣に「民事裁判を通して、様々な証言や証拠が明らかになる。お互いの考えをきちんと、公の場で、フェアな形で話し合えれば」と話した。男性の代理人弁護士は「男性と連絡がとれず、反論の詳細はお答えできない」としている。

 この問題を巡って、警視庁は男性を準強姦(ごうかん)容疑で捜査したが、東京地検が嫌疑不十分で不起訴処分とした。伊藤さんが今年5月、検察審査会に不服を申し立てたが、東京第六審査会は9月、「不起訴相当」とする議決を出した。この際、男性は「一連の経過で犯罪行為を認定されたことは一度もなく、今回でこの案件は完全に終結した。一部報道などで名誉が著しく傷つけられ、法的措置も検討している」とコメントした。

 伊藤さんは10月、被害について手記「ブラックボックス」を出版。日本外国特派員協会で会見し、「レイプ被害にあった人を救済するシステムの整備が必要だ」と話していた。

 11月には、レイプ被害への捜査や、検察審査会のあり方を検証する国会議員による「超党派の会」が発足。国会での初会合には、民進、立憲民主、希望、共産、日本維新の会、自由、社民、沖縄の風の野党各党・会派から約20議員が出席。警察庁や法務省の担当者に経緯の説明を求めたが、「不起訴事案」などとして答弁を控えた。(後藤遼太)

朝日新聞社