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愛を込めてアオバナを 花嫁に幸せの青、草津のホテルでウエディングドレスのベルトや髪飾りに

12/5(火) 7:55配信

産経新聞

 草津市の特産品で市の花「アオバナ」から絞った青の染料をウエディング関連用品などに活用しようという動きが広がっている。かつて友禅染の下絵を描くための画材として用いられ、江戸時代は草津一帯で生産されていたものの、着物の需要減少などから生産農家もわずかとなったアオバナ。新たな活用策を目指した取り組みが始まっている。

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 草津市西大路町の「クサツエストピアホテル」は、アオバナから絞った青の染料を用いたウエディングドレスを製作し、注文の受け付けを始めた。花嫁が身につけると幸せになるとされる「サムシングブルー」にちなみ、ドレスのベルトなどをアオバナの青で染め上げた。

 アオバナの染料は、ベルトのほか、髪飾りなどに使用。地域振興の一環で同ホテルが考案した。アオバナの染料は水に溶けやすいが、今回は化学薬品などを用いて抽出し、水に溶けにくくさせた技術を活用。アオバナの研究などに取り組む湖南農業高校花緑科の生徒らが抽出した。

 製作発表会でモデルを務めた2017年のミス・ユニバース滋賀県代表の山口成美さん(19)は「さわやかな青に受け継がれてきた伝統を感じた。見るだけで幸せな気分になる」と話した。

 オーダーメードで、価格は25万円から。同ホテルの担当者は「地元の伝統と技術がつまった一品。“消えないブルー”で消えない幸せを手にしてほしい」と話している。問い合わせは同ホテル(電)077・566・3336。

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 ■ブルーで祝う婚姻届 草津市、オリジナルデザイン

 草津市は、アオバナなどをデザインしたオリジナルの婚姻届をつくり、12月から配布を始めた。

 婚姻届の下地はピンク。「アオバナ」などでふちをカラフルにあしらっている。下部にはウエディングドレスの花嫁とタキシードを着た新郎が向き合っているイラストもある。

 平成27年度に花束の絵が入った婚姻届を作成したところ、他自治体から受け取りに来る人もいるなど好評だったため、市の特産品も合わせてPRして結婚を祝福しようと企画した。

 また、婚姻届のリニューアルに合わせ、結婚関連事業の情報冊子も配布。婚姻届の記入例や、ガーデンウエディングができる「市立水生植物公園みずの森」(同市下物町)、市内の貸しドレス業者なども紹介している。

 市民課の担当者は「幸せな気分を草津市の『ブルー』でお祝いしたい。結婚はぜひ草津市で」と話している。冊子は市民課、子ども子育て推進課の両窓口とみずの森で配布している。

最終更新:12/5(火) 7:55
産経新聞