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はしだのりひこさん 亡くなる10日前に病室ベッドでギター演奏

12/5(火) 23:44配信

東スポWeb

 パーキンソン病のため2日に死去した「ザ・フォーク・クルセダーズ」の元メンバー、はしだのりひこさん(本名・端田宣彦=享年72)の通夜が5日、京都市内の「セレマ稲荷シティホール」で営まれた。

 はしださんは約10年前にパーキンソン病を発症。京都市内の自宅で治療に専念していたが、今年5月に急性骨髄性白血病を併発して入院。約10日前から意識混濁状態が続き、最後まで病と闘いながらも、2日未明に親族や友人に看取られて息を引き取った。

 この日の通夜には約400人が参列。高校時代からの友人で「フォーク・クルセーダーズ」以前に、はしださんが初めて組んだバンド「ドゥーディ・ランブラーズ」のメンバーだった田平義昭さん(73)と藤原洪太さん(72)も弔問に訪れ「とっつきにくくて強がりだったが、芯は本当に優しかった。(はしださんの)はにかんだような遺影の写真が、彼そのものを物語っています」(田平さん)と故人をしのんだ。

 2人ははしださんが死去する約10日前に見舞いに訪れたといい「病室にギターを持っていったら、すごく喜んでくれて。のりちゃんが『最後にギターを貸してくれ』と言いだして、ベッドの上に横たわりながら左手でコードを押さえて弾き始めた。本当にあり得ないことで、看護婦さんもびっくりして見に来たんです」(藤原さん)と明かした。

 はしださんは今年4月に「京都フォーク・デイズ・ライブ」にサプライズ出演したのが最後のステージとなった。「のりちゃんは『ドゥーディとしてなら出る』と言ってくれて、うれしかった。ここ2、3年は声も出ない状態だったのに、ライブの1週間前から特訓したら出るようになって。最後の力を振り絞ってくれた奇跡的な声でした」(藤原さん)

 来年4月にはドゥーディ・ランブラーズ再結集も予定されていた。田平さんは「その日まで生きててくれよと話していたのに…」と残念そうに話した。

最終更新:12/5(火) 23:44
東スポWeb