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ドラ1馬場“虎のマー君”になる 強烈に残る中3で生観戦の記憶

12/5(火) 7:26配信

スポニチアネックス

 『虎のマー君』になる!阪神の新入団選手発表会が4日、大阪市内のホテルで行われた。ドラフト1位・馬場皐輔投手(22=仙台大)は目標の選手にヤンキースの田中将大投手(29)の名を挙げ、「将来、そういう投手になれるようがんばりたい」と意欲を見せた。背番号も田中が楽天時代に付けていた『18』に決定。日米を代表する大投手に近づくことで、優勝に飢える猛虎を頂点へと押し上げる。

 来季から新調されるユニホームに身を包み、馬場は時折、笑顔を見せながら会見に臨んだ。だが、インタビュアーから目標の選手を問われると、途端に目の色が変わった。

 「現在、メジャーで活躍されている田中将大投手です。小さい頃から宮城でプレーを見ていて、13年には24勝というすごい記録を残した。勝てる投手という意味で、すごく尊敬しています」

 力強い口調に、マー君に対する思い入れの強さがあふれ出た。楽天に在籍した7年間では、優勝した13年の24勝を含む99勝をマーク。通算防御率も2・30と異次元の数字を残した。宮城県で生まれ育ったドラ1右腕にとって、まさに雲の上の存在。中学3年時に1度観戦した登板試合は、今も強烈な印象が残る。「自分もそういう投手になりたいと思ってやってきました」。野球人生に大きな影響を与えられた人物といっても、過言ではない。

 「直球がすごく速いが、変化球をうまく使っているし緩急も大事にされている。だから勝ち星も多いし、防御率も低い」

 憧れるには理由がある。150キロ超えの速球もさることながら、変化球の切れ味、精度も抜群。自ら「変化球を生かし打者を抑える。いろんな場面の対応も大事にしている」と解説する投球スタイルこそ、決して力任せではない田中のスタイルに通じている。

 「“絶対に抑えないといけない”という時は自然と気持ちも乗ってくる」

 マウンド上で見せる気迫も、2人の共通点だ。仙台育英高時代から、闘志を前面に出す投球が信条。田中が闘志をむき出しにしてほえる姿はあまりに有名で、そちらのスタイルも踏襲する。

 「素晴らしい番号をいただいた以上、がんばらないと」

 背番号も田中が楽天時代に背負っていた『18』に決定。あとはもう、一歩でも二歩でも近づくしかない。

 「楽天が優勝したとき(13年)は高校3年。宮城県はすごく盛り上がった。タイガースも来年優勝を目指していくなかで、自分も1年目ですが少しでも勝利に貢献したい」

 高卒1年目で11勝した田中に匹敵する成績を馬場が残せば、V奪還は現実味を帯びてくる。目指すは『虎のマー君』。馬場の新たな挑戦が始まる。(巻木 周平)