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すぐに役立つ! 仕事がうまくいく「メモの取り方」

12/5(火) 6:00配信

ホウドウキョク

いまもっとも注目される経営者のひとりであるSHOWROOM代表取締役社長の前田裕二氏はとにかくいつでもどこでもメモをすることで有名である。メモするだけでなく記録したことをできる限りノートで抽象化して日々の業務にフィードバックしていくという。
そんな鬼才のノート術を聞く。
(聞き手:櫻田潤NewsPicksインフォグラフィック・エディター 阿部知代ホウドウキョク・キャスター)

メモの取り方の基本はこちらから

メモを取る前の予習が大事

阿部:
前田さんのノート術を伺ってきましたが、明日からのビジネスに役立てるにはどうすればよいのか、教えていただけますか?

前田:
メモを時間軸で考えたときに、いま取っているメモそのものはそんなに重要ではないと思っています。より重要なのは、メモを書いている今を起点としたときに、その過去である予習、つまり、「メモを取る前にあなたは何をしていましたか」ということがとても大切です。これはNewsPicksの特集記事にも書いていなかったと思います。

予習が大切というのは、僕の今ノートを見ていただければわかりやすいかと思いますが、左側のページにその日の予定が書かれています。

11月8日は、ミーティングがいくつかあったのですが、各ミーティングでそれぞれどんなことを話すかをだいたい3つ、前日の夜または当日の朝に考えて、縦に半分に区切った右側のページ書いておきます。これは、メモすることに意味があるのではなく、強制的に思考せざるを得ない状況を意図的に作り出しているんです。
話したいことを3つ書き出しておけば、ミーティングがはじまった瞬間から「これを話したい」と集中できます。

今日のオンエアに向けても話したいことを挙げています。「1.マーク 2.色 3.キーワード化の訓練(標語) 4.予習と復習」と書いていますね。あらかじめ書いておけば、始まってすぐに言いたいことを話すことができます。

ミーティングの目的を考えておく

阿部:
いきなり主役ですね。

前田:
そうです。ミーティングにも2種類あって、自分が話すことを求められるものと、自分はあくまで一参加者として出席するものがあります。後者の場合でも、「このミーティングの目的って何だっけ」と事前に考えて、その場で付加価値を付けるためには何を話したらいいだろうかと準備をしておく作業は極めて大切だと思います。

阿部:
ただ座っているんじゃなくて、ということですね。

前田:
その場で瞬時に言いたいことを話すことは難しいから、事前に予習をして、ノートにポイントを書き出しているんです。なので、繰り返しになりますが、メモ自体に価値があるというよりは、強制的に自分で考えなければならない状況をつくることに意味があります。

僕の場合は、その作業がデイリー手帳にメモをすることですが、人によっては、会社の隣の席の人に「僕が出社したら、『今日の定例ミーティングで何を話すんですか?』と聞いてくれない?」とルールを作ってもいいです。その同僚に話さなければいけないから、自分で考える。
そうすることで、ミーティングでスターになれると思うんです。他にも、12時間後の未来の自分にメールを送ってもいいですね。

メモの前後が大切

前田:
それぞれ自分に合ったやり方があると思うので、ノートに3つのポイントをメモすることにこだわらなくてもいいですが、メモをうまく活用することで思考する状況を作り出すことができるのではないかと考えています。
予習も大切ですが、そのミーティングの後に「このミーティングから何をアクションするのか」という転用=復習でサンドイッチする前と後がメモの本質です。

阿部:
メモする作業よりも、その前後が大切なんですね。

前田:
はい、それが今日お伝えしたい一番の趣旨であり、明日からでもすぐにできそうなことかなと思って選んでみました。

最終更新:12/5(火) 6:00
ホウドウキョク