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寒風で深まる甘み 「ゆで干し大根」作りがピーク 兵庫・稲美町

12/5(火) 18:59配信

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兵庫県稲美町の草谷、下草谷両地区で特産「ゆで干し大根」作りがピーク

(C)神戸新聞

 寒さが日に日に厳しさを増す中、兵庫県稲美町の草谷、下草谷両地区で特産の「ゆで干し大根」作りが最盛期を迎えている。地元の農家などが昭和初期から保存食として手掛けてきた郷土食。こりこりとした食感が特徴で、煮物やサラダにして食べるのが人気だ。
 かんな状の器具で細長く切った大根をすだれの上で2日間干した後、せいろで蒸す。さらに3日ほど天日干しすると、あめ色に縮れる。印南野台地を渡る寒風にさらされて水分が抜け、蒸すことで甘みが凝縮されるという。
 下草谷の主婦の女性(71)は11月中旬から作業を開始。高齢化などを背景に作る人は両地区で数軒まで減ったが、「待ってくれている人がいるから、できる限り頑張りたい」と話す。来年1月中旬までに50~60キロを生産するという。
 ゆで干し大根は稲美町内の農作物直売所などで販売されている。(辰巳直之)

最終更新:12/5(火) 18:59
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