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シャペコエンセ=最終戦終了間際のゴールで勝利=来年のリベルタドーレス杯出場

2017/12/5(火) 3:39配信

ニッケイ新聞

悲劇の事故から1年、新メンバーで大健闘

サッカー・ブラジル全国選手権1部リーグの最終節が3日に行われ、一年前にコロンビアで発生した飛行機墜落事故により、選手や監督、チーム関係者のほとんどを失ったシャペコエンセが、ホームでのコリチーバ戦に2―1で勝ち、全20チーム中8位に食い込む大健闘を見せた。
 選手や監督、チームスタッフのほとんどが事故で命を落とし、文字通りゼロからの再建となったシャペコエンセには、シーズン当初ブラジルサッカー連盟(CBF)も、「向こう3年間、全国選手権の成績に関係なく、2部落ちを免除してもよい」との特別規定を申し出たが、チーム首脳は気丈にもそれを拒否、温情措置を受けずに8位という好成績を収めた。
 ブラジルリーグ上位6位までのチームと、ブラジル杯優勝チームあわせて7チームは、来年のリベルタドーレス杯(南米各国上位チームが集い争う、大陸最高峰の大会)出場権を得るが、今年はグレミオが同大会で優勝しており、「前年の優勝チーム」として、来年のリベルタドーレス杯に出場するため、ブラジルからの出場枠は8に広がっていた。そのため8位のシャペコエンセは今年に引き続き、2年連続で南米大陸最高峰の大会に出場する。

最終節アディショナルタイム、劇的逆転ゴールで勝利

 全国選手権最終節の行われる前の週に、事故からちょうど1年を迎えていたシャペコエンセは、1部残留争いで後のないコリチーバを、地元シャペコー市のアレーナ・コンダーに迎え撃った。
 1部残留に執念を燃やすコリチーバが、前半14分に先制するも、シャペコエンセも同36分に同点に追いつき、試合は後半アディショナルタイムに突入した。他の会場の結果から、コリチーバは引き分けでも残留が決まっていたが、アディショナルタイム4分にシャペコエンセが逆転ゴールを決め、劇的な勝利を収めた。
 終了間際のこのゴールはコリチーバの2部落ちと、シャペコエンセの来年のリベルタドーレス杯出場を確定させる運命的なゴールとなった。

事故から生還、右脚を失ったフォルマンも姿見せる

 試合終了後に、通常は怪我をした選手をフィールド外に運び出すためのカートに、シャペコエンセの選手は箱乗りになり、観客と共に喜びを分かち合った。そのカートを運転していたのは昨年の事故で右脚を切断するも奇跡的に命をとりとめた元選手のジャクソン・フォルマンだった。
 劇的な決勝ゴールを決めたトゥーリオ・デ・メロは、「とても幸せだ。目標が達成できてほっとしている」と語り、ジルソン・クレイナ監督も、「チームは再建途上にある。1年前は悲しみに包まれていたこの場所も、今は喜びに満ちている。トゥーリオは最後に大仕事をやってのけ、我々をリベルタドーレスにまで導いてくれた」と声を弾ませた。

井戸 規光生

最終更新:2017/12/5(火) 3:39
ニッケイ新聞

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