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[ユニ論]ユニフォーム・サプライヤーの最新勢力状況(Bリーグ2017-18編)

12/5(火) 20:10配信

VICTORY

2シーズン目を迎えたBリーグ。B1とB2の計36チームのうち、8チームがユニフォームサプライヤーを変更した。他競技のブランド進出も目立っている。(文=池田敏明)

B1は4クラブがサプライヤーを変更

ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ、通称Bリーグは、9月29日に2シーズン目が開幕した。昨シーズンは栃木ブレックスが初代王者となったものの、今シーズンは選手が大幅に入れ替わった影響もあって開幕から苦戦を強いられている。東地区ではアルバルク東京、中地区はシーホース三河、そして西地区では琉球ゴールデンキングスと、前評判の高いチームが開幕ダッシュに成功しているものの、長いシーズンを考えると最後までどうなるかは分からない。

その戦いぶりとともに注目したいのが、各チームがどんなブランドのユニフォームを着用しているのか、という点だ。B1リーグ、B2リーグについて調査したところ、いくつかのチームが昨年からユニフォーム・サプライヤーを変更していることが分かった。

B1リーグでは、サンロッカーズ渋谷がUNDER ARMOURからChampionに変更している。サンロッカーズ渋谷は、Championを展開するヘインズブランズジャパン株式会社と3シーズンのオフィシャルサプライヤー契約を結び、今後の展開について公式ウェブサイト上で次のように明かしている。

「ウェアのサプライだけでなく、ファンやホームタウンの方々に向けたグッズの開発、オーセンティックアメリカンアスレチックアパレルの特性を活かし、ファッションやカルチャーの発信地である渋谷と連携した新たな取組みを行ってまいります。」

Championは100年近い歴史を持つアメリカのブランドで、1992年のバルセロナオリンピックでは、マイケル・ジョーダンらを擁するアメリカ“ドリームチーム”のユニフォーム・サプライヤーを務めるなど、バスケットボールウェアをブランドの中核に据えている。一方でパーカーやスウェットなどカジュアルウェアを展開するファッションブランドの側面も持ち合わせているため、渋谷に本拠を置くサンロッカーズ渋谷とのサプライヤー契約は、ヘインズ社にとってもメリットがあると考えられる。今後はバスケットボール関連のウェアだけでなく、カジュアルウェアでも様々なコラボ商品が作られていくはずだ。

また、京都ハンナリーズはSPALDINGから、デンマークのスポーツブランドであるhummelに変更した。hummelはサッカー・フットサルブランドのイメージが強く、2018年ロシア・ワールドカップへの出場権を獲得したデンマーク代表や、ジャパネットたかたが経営に参画し、クラブ史上初のJ1昇格を果たしたV・ファーレン長崎のユニフォーム・サプライヤーとなっている。しかしヨーロッパではフットサル以外にもハンドボールやバスケットボールなどインドアスポーツのサプライヤーとしての歴史も古く、今回の京都ハンナリーズとの契約により、日本のバスケットボール界に初参入することとなった。

京都ハンナリーズのユニフォームは新選組の羽織をモチーフにしており、パンツの裾には山型のダンダラ模様がデザインされているが、今シーズンのユニフォームの両サイドにはhummelの象徴とも言えるシェブロンラインがあしらわれ、ダンダラ模様と調和したデザインとなっている。

三遠ネオフェニックスは、SPALDINGからEGOZARUというブランドにサプライヤーを変更している。EGOZARUは「エゴイストな猿」をコンセプトとして2015年にスタートしたバスケットボールウェアブランドで、三遠ネオフェニックスが初のサプライヤーである。ユニフォームに加えて練習着、移動着を提供するだけでなく、Tシャツやタオルなどのグッズも販売していくという。真新しいブランドであるEGOZARUにとって、B1所属の三遠ネオフェニックスとの契約はブランドの知名度アップや製品開発の面で大きなプラスになるだろう。

京都ハンナリーズ、三遠ネオフェニックスとのサプライヤー契約が終了したSPALDINGは、新たに大阪エヴェッサとの契約にこぎつけている。両者はBjリーグ初年度の05-06シーズンから3シーズンにわたってサプライヤー契約を結んでおり、大阪エヴェッサはこの期間にBjリーグ3連覇を飾っている。今回、両者の関係が復活したことに伴い、ユニフォームのデザインも当時のものを復刻させている。SPALDINGのサポートを受け、再び黄金期を築けるかにも注目が集まるところだ。

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最終更新:12/5(火) 20:10
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