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アユ漁解禁 滑り出し順調も今後に不安/滋賀

12/5(火) 19:20配信

BBCびわ湖放送

BBCびわ湖放送

昨シーズン記録的不漁だったびわ湖のアユ漁が5日解禁になりました。人工河川への放流量増加の効果などで当面の漁獲量は順調と見られますが、天然河川では産卵がほとんど確認されておらず大きな不安が残るスタートとなりました。
例年、びわ湖のアユ漁は12月1日に解禁を迎えますが、今年は10月の台風によってびわ湖のエリが壊されるなどした影響で5日にずれ込みました。このうち、大津市の真野沖では、師走の冷たい風が吹く中、今シーズン初となるアユがエリの中から掬い上げられていました。
この時期のアユは氷魚と呼ばれる体長3センチから4センチの稚魚で、養殖用として1キロ4000円前後の高値で取引されます。取材したエリのきょうの漁獲量は56キロと出だしとしてはまずまずで、水揚げされたアユは港で待ち受けていた養殖業者にすぐさま引き渡され、運ばれていきました。
ただ、当面獲れるアユは9月までに人工河川で放流されたものがほとんどと見られています。
一方、県によりますと、天然河川でのアユの産卵数は例年のわずか2%程度で、びわ湖全体の7割以上を占めるとされる天然生まれのアユの大幅な不足が懸念されています。
このため、漁業関係者からは放流アユを捕り終える来年春以降、アユがいない可能性が指摘されていて、今後に大きな不安を抱えながらの漁の幕開けとなりました。

最終更新:12/5(火) 19:20
BBCびわ湖放送