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アップアップガールズ(2)、初の単独ライブで“圧”を見せつける

12/5(火) 18:55配信

Stereo Sound ONLINE

アップアップガールズ(2)、初の単独ライブで“圧”を見せつける

 5人組のアイドルグループ・アップアップガールズ(2)が11月26日、秋葉原のAKIBAカルチャーズ劇場で初の単独ライブ「アップアップガールズ(2)AKIBA DE 単独!!」を開催。来年元旦発売のセカンドシングル曲の初披露など、全12曲を歌唱し、(仮)に続くアップアップガールズの系譜が纏う“圧”を集まったファンに見せつけていた。

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 オープニングナンバーはデビューシングルから「Sun!×3」を披露。初お披露目の新衣装をまとい、“圧”と“笑顔”を振りまきながらパフォーマンス。念願の腰スカートを実現したそうで、かじぃ(鍛治島)やちなっちゃん(高萩)はうれしそうにクルクル回っていた。

 MCでは、自己紹介を兼ねて各自の特技披露も行なわれ、鍛治島は鼻リコーダー、高萩は地元福島弁で挨拶(おにぎり食べるのは封印?)、吉川は早口言葉(鼻つぶしは?)、中沖は話し出すなり泣き出し「今日は3回まで油断していいと思っています……」と語るや、メンバーから「だめでしょ」と突っ込まれる始末(結局はマイクなしで意気込み披露)。橋村は(自称)日本一かわいいところをクルンと回転して表現し、「虜になって帰ってほしい。頑張りっこー」と気勢を上げていた。

 MCコーナーのあとは、待望の新曲「フユトテトテ」を初披露。アプガ2初のウインターソングであり、王道的なアイドルソングといった仕上がり。

 以後、このブロックでは(仮)のかわいいソングカバーが続き、締めはファーストシングルのリリイベでアプガの父からサプライズプレゼントされた「2学期サマーっ!!」をかわいらしくパフォーマンス(セカンドには収録されていない)。

 途中披露された「アップアップタイフーン」(かわいい曲とは言いにくいが)は、デビュー当時から歌い継がれていることもあり、出だしの吉川の歌声も、かなりさまになってきている印象だ。2015年の野音で歌われた「上々嵐」のロングverを吉川の声で聞いてみたいほどだ。

 続いてはツイッターのご褒美企画となるソロコーナーだ。歌うのは、鍛治島。ステージに一人残り、手にはサイリウムを持って、(仮)の名バラード「サイリウム」を披露するが、途中からサイリウムをリコーダーに持ち替えると、緊張も幾分緩和してきたのか、ステージを広く使って、かじぃ節も全開なシーンに。「声が本調子ではない部分もあって……」と悔しさもにじませていたが、「(ソロで)歌う機会を与えていただいたことで、自分の中で成長したなって思える部分もあります。次はのどを完全にして帰ってきます。待っていてください」と力強くコメントしていた。

 ステージに戻ってきたメンバーから「(リコーダーを持つことを)狙ったでしょ」と突っ込まれる場面もあるなど、単独ライブの緊張も大分和らいできたのか、和気藹々とした雰囲気も醸成されていた。

 続いては、もうひとつの新曲「どしゃぶりのテラス席」の歌唱だ。センターを獲得した吉川にフィーチャーしたかわいらしい恋愛ソングで、「歌が好きで、ダンスが好きで、アイドルが好きな私がセンターに立たせていただくことになり、夢を一つ叶えることができました。キラキラした(仮)姉さんたちのように、たくさんスポットを浴びたいです」と歓びを爆発させながら歌唱。

 吉川というよりかは、吉川(きっかわ)の楽曲に近いイメージも受けるが、バラード調で雰囲気のあるメロディ。今後歌い込んで行ったあとの仕上がりにも期待が高まる。この曲にもかじぃの鼻リコーダーが仕込まれていた(笑)。

 そして間髪入れずに始まった2度目のメドレーゾーンでは、(仮)の盛り上がり曲をピックアップ。「UPPER ROCK」では、小夏に代わって中沖がシャウト。「お願い~」ではかわいらしい仕草も全開にし、「アッパーカット」で場内を沸騰させていた。

 (仮)ファンが多い現場だけあって、(仮)曲ならばファンのコール&合いの手などは完璧に入り、会場からの熱いコールを全身に受け止めている(2)メンバーのボルテージは、どんどん上がっていくのが見ているこちらにも伝わってくるよう。反面、よく知っている曲(ダンス)だけに、(仮)と(2)の実力差を感じてしまう部分もあるが、彼女たちの発する熱、持っている魂がスパークするのを期待したい。

 ラストは、夏のリリイベ期間中に歌い続けた「二の足Dancing」をパフォーマンス。持ち歌だけあって、魂の入り方がより一段上がっているのが見て分かるし、かじぃの鼻リコーダーも絶品。アプガ2+バンド演奏+かじぃ鼻リコーダーのワンマンを見て(聞いて)みたいと思わせるほどの充実ぶり。

 あっという間の75分を終えてメンバーが感想を口にする。

■鍛治島「5人だけのステージに不安もありましたが、絶対にいいものを届けたいと思って練習に励んできました。いまの精一杯を出せました。私らしいソロもできたと思います。これからもアップアップしていきます」。

■高萩「こんなにもたくさんの人が来てくれて! 本当にうれしいです。そしてオーディションの時から社長?いやボスに、やりたいやりたいと言っていた振り付けもできて、チャンスをつかめてすごくうれしいです。ファンの皆さんもたくさん踊ってくれて! この景色をまた見たいです」

■吉川「初単独だし、新曲も初披露するし、私センターだし……泣きません。夢のひとつが叶ってすごくうれしいです。もっと成長してもっと大きな会場で単独ができるぐらい大きくなってやる! と思いました。(2)についてきてください」。

■中沖「こんなにもたくさんの方が来てくださって本当にうれしいです。(2)には皆さんが必要です。これからも応援よろしくお願いします」

■橋村「(2)結成から10カ月ほど経って、お披露目イベントに立たせてもらったこの場所に今度は単独で立つことができてうれしいです。一年前はアイドルに憧れている女の子でしたけど、こんな素敵な景色が見られて、メンバーと一緒に踊れてうれしいです。結成した時は、歌もダンスも得意ではなかったので、やるたびに緊張していましたけど、いまはライブを楽しむことができるようになりました。もっともっと上に行けるように、王道アイドルになれるようい頑張って行きます」

 とそれぞれが心情を語り、最後に高萩が締める。「(仮)という偉大なグループの妹分としてプレッシャーもいろいろありましたけど、夏にはファーストシングルを出すことができて、リリイベはオリジナルの2曲だけを披露してきました。たくさんの人に(2)を知ってもらって、今日こうして単独ができて、本当にうれしいです。(仮)姉さんたちは6年で武道館に立ったので、私たちはその半分の3年で立つことを目標に掲げていますが、今日のライブを経験して、もっと大きなステージでライブがしたいと思いました。もっともっとたくさんの人と楽しい空間を作りたいです。そこで来年の目標として、赤坂BLITZでのワンマン開催を目指したいです。この5人なら、(仮)姉さんたちを越せると思います。そしていつかは、アプガと言えば(2)と言ってもらえる存在になりたいです。応援お願いします」と力強くこれからの意気込みを語っていた。

 最後に、ツイッター用の写真を撮りましょうという段になって、アプガらしくサプライズが発動。(仮)の森咲樹が袖から出てきて内容を伝える。

 油断してたぁ……という(2)メンバーをしり目に、「赤坂……は決まっていませんが(笑)。さて、内容は(仮)にもない、リーダーを決めることになりました」。中沖がやったーという顔をするが、(2)メンバーは渋い顔(笑)。「高萩です」。メンバーからはママー、ママーという声が飛ぶ。森が続ける。「最年長ということもあるし、いまの声援?のように、お母さんのようにメンバーに接している姿を見て、決めました」。

 当の本人は、びっくりしながらもしっかりとした口調で「ただでさえ、最年長のプレシャーがあって……。誰よりもメンバーを見なくちゃけないと思ってやってきて……。でも、私がいないとこの子たちは……」と中沖の顔を見つつ、「アイドルとしてだけでなく、(2)の活動を通して、一人の人間としてももうちょっと成長させられるように、頑張って面倒を見て行こうと思います」と宣言していた。

●CD「両A面セカンドシングル『どしゃぶりのテラス席/フユトテトテ』
2018年1月1日発売
1000円+税(T-Palette Records)

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最終更新:12/5(火) 18:55
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