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【Bリーグ】名古屋Dのルーキー安藤周人、悩んで迷って吹っ切れて一歩ずつステップアップ!

12/5(火) 17:20配信

バスケット・カウント

悩み続けろ+無心でプレーしろ=負のスパイラル

文=鈴木健一郎 写真=B.LEAGUE


名古屋ダイヤモンドドルフィンズはここまで7勝12敗と低空飛行を続けている。若い選手たちが怖いもの知らずのプレーで突っ走った昨シーズンとは違い、少し『大人のバスケ』に舵を切ったことで思い切りの良さが出なくなった。日本人選手も外国籍選手もタレントは揃っているが力を発揮できない状況で、ルーキーの安藤周人も悩んでいた。

特別指定選手からプロ選手へと立場が変わった今シーズン、立ち上がりは好調だった。開幕から6試合は先発起用され、5試合目のサンロッカーズ渋谷戦ではキャリアハイの18得点を記録。ただ、そこから失速すると悩んでしまった。

「それまでは何も考えずに好き勝手にやっていたんですが、考えるようになってプレーに迷いが出てしまいました」と安藤は言う。「それまで10点取れていたのが4点とか5点になってしまって。コーチからは『悩むのも大事だから、悩み続けろ』と言われたんですが、シュートの確率が落ちていくうちに『ごちゃごちゃ考えても仕方ないぞ』とも言われたり。自分が一番年下で試合に出ていると、いろんなアドバイスを先輩からもらえるのですが、それぞれ意見が違うので、それでまた迷ってしまいました」

悩み続けて課題に向き合え。無心でプレーしろ。どちらもアドバイスとしては正しい。安藤もそれは理解しているが、結果が出ないことで迷いは深まり、自分のプレーを見失う負のスパイラルに陥っていた。「どちらも正しい意見で、僕としてはすべて吸収していけばいいのに、その過程で悩んでしまいました。考えれば考えるほど分からなくなって、試合でも迷ってしまって、結果も出ない。ドツボにハマってしまいました」

梶山信吾ヘッドコーチは「吹っ切ってプレーしろ」とアドバイスした。だが、ドツボではそれも飲み込めない。「積極的に打っていけと言われても、やっぱり打っていい場面と打っちゃいけない場面はあるわけです。打つべきじゃないシチュエーションで打ってしまうと、次は『いいのかな』と考えてしまいます。完全にドツボでした」

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