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採点者も迷う記述式、バラツキ懸念…大学新入試

12/5(火) 7:59配信

読売新聞

 大学入試センター試験に代わって2020年度から実施される大学入学共通テストの試行調査(プレテスト)には本番同様、記述式問題が出題された。

 結果は後日公表されるが、約50万人が受験することになる3年後の本番で、正確で迅速な採点ができるのか、課題は多い。

 プレテストや本番の採点業務は、入札を経て大学入試センターから委託を受けた民間業者が請け負うことになり、今回は教育事業大手・ベネッセコーポレーションが担当する。

 採点に当たるのは、同社で模試などの採点経験があり、採用試験に合格した大学院生や塾講師ら約1000人。採点は、受験生の個人情報を伏せた解答用紙をスキャナーで読み取った画像データを使い、複数で行う。2人で評価が異なる場合は別の採点者がチェックしたり、同センターと協議したりするという。

 だが、正答の基準に合致しているか、採点者によってバラツキが生じる可能性が指摘されている。

 全国規模で記述式の模試を年に10回程度、実施している予備校「代々木ゼミナール」の佐藤雄太郎・教育総合研究所長によると、特に国語は採点者が迷う例が多く、社内で調整するなどして試験から成績の確定まで2週間以上かかるという。佐藤所長は「入試の採点で求められる厳密性は、模試の比ではない」と語る。

最終更新:12/5(火) 12:38
読売新聞