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米国債イールドカーブのフラット化の元凶は日本の銀行-シティ

12/5(火) 3:38配信

Bloomberg

米国債イールドカーブのフラット化という一見懸念される傾向には比較的単純な説明が付くかもしれない。日本の銀行が短期の米国債を売っているというものだ。

ヘッジコストの上昇と償還までの期間が短い米国債で抱えた含み損を理由に日本の銀行が最近数カ月にエクスポージャーを縮小したと、シティグループがディーラーの在庫と財務省のデータを根拠に指摘した。

シティの金利ストラテジスト ジャバズ・マタイ氏は1日のリポートで「ネガティブキャリーとパフォーマンスの悪さの組み合わせが、日本の銀行にもともとの年限3ー5年の債券の売りを促した可能性がある」と記述した。

日本の銀行は通常、 スワップを使って為替変動をヘッジする。 シティによると、期間3年までの米国債の為替調整後キャリーは現在マイナスになっている。また、9月以降に市場がよりタカ派的な当局の姿勢を織り込んだことで、日本の銀行はヘッジ付き米国債投資で損失を抱えている。

「財政刺激策見込みとそれに伴うタカ派的な金融当局、当局のバランスシート正常化によるクロス・カレンシー・ベーシスのさらなる拡大見通しは、銀行が短期の米国債ポジションを解消する追加の理由かもしれない」ストラテジストは結論付けた。

また、株式相場上昇による利益拡大に合わせて投資基準をならすため、年金基金が長期債の保有を増やしているという見方もウォール街では有力になっている。

原題:Blame Japanese Banks for the Flat Treasury Curve, Citigroup Says(抜粋)

Sid Verma

最終更新:12/5(火) 3:38
Bloomberg