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JOLED:「印刷方式」有機EL、19年後半に量産化へ-販売を開始

2017/12/5(火) 18:03配信

Bloomberg

パナソニックとソニーの有機EL事業を統合して2015年に発足したJOLEDは5日、「印刷方式」により世界で初めて生産した有機ELパネルの販売を開始した。19年後半には量産化する計画で、韓国メーカーが独占している同市場に日本勢として競争を挑む。

発表資料などによると、今回出荷したのは中型パネルに属する21.6型で、出荷第1号はソニーの医療用モニターに搭載される。同時に量産ラインの設備投資などで18年3月末までに外部企業から1000億円規模の資金を調達して量産化を目指す。量産拠点はグループのジャパンディズプレイ能美工場(石川県能美市)を軸に検討する。

有機ELは高精細で薄く軽いのが特長。生産方法には印刷方式のほかに韓国サムスン電子やLGディスプレイが採用する「蒸着方式」の2種類がある。印刷方式は真空環境が不要で、材料を直接印刷できるなど蒸着方式よりもコストを抑えられる。JOLEDは量産化で有機EL市場に風穴を開けたい考え。

JOLEDの田窪米治・最高技術責任者(CTO)はインタビューで「21.6型より大きなサイズの需要もある」として18年中盤から後半にかけ27型の有機ELパネルのサンプル出荷を目指す方針で、ゲーム向けや映像ディスプレーとして使いたいとの引き合いがあるという。27型のほか開発中の曲面型有機ELパネルについても20年以降に量産化したい考え。

JOLEDの株式は現在、産業革新機構が75%、Jディスプレイが15%を保有している。

Yuki Furukawa, Pavel Alpeyev

最終更新:2017/12/5(火) 18:03
Bloomberg