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ヒップホップ、Spotifyでの再生回数が前年比74%増に

12/6(水) 23:40配信

bmr.jp

ヒップホップ、Spotifyでの再生回数が前年比74%増に

ヒップホップ、Spotifyでの再生回数が前年比74%増に

定額制音楽ストリーミング・サービス最大手のSpotifyが年間レポートを発表。特に昨今勢いを増しているヒップホップの楽曲再生回数が前年比で74%も拡大していることが明らかになった。

先日ニールセン・ミュージックが発表した統計では、ストリーミング・サービスにおける今年1月~9月の再生回数は、前年2016年の1月~9月と比べて11.1%増と、CDやダウンロード販売の実売が下降する状況の中でさらに勢いを増している音楽ストリーミング。中でもヒップホップはストリーミングとの相性が良く、ドレイク『Views』、『More Life』、ケンドリック・ラマー『DAMN.』といったヒット作は、ストリーミング・サービスによる再生回数のポイントが牽引していることが分かっている。

ストリーミング・サービスによるこうしたヒップホップの勢いは、ニールセン・ミュージックによる2017年上半期のアメリカの音楽消費動向レポートの中においても、「R&B/ヒップホップ」ジャンルが前年の上半期に比べて17%上昇したと報告され、史上初めて「R&B/ヒップホップ」が「ロック」を抜いてアメリカにおける音楽消費の占有率1位になったとされたことからも窺える。

そしてSpotifyが今週発表した年間レポートにおいてもまた、ヒップホップの勢いは顕著だ。レポートによるとヒップホップの再生回数は、前年と比べて74%も上昇したという。Spotifyにおける「今年もっとも再生されたアーティスト」は1位がエド・シーラン、2位がドレイク、3位がザ・ウィークエンド、4位がケンドリック・ラマ―、5位がチェインスモーカーズとのことで、ヒップホップ/R&Bアーティストはトップ5のうち3組を占めた。また「今年もっとも再生されたアルバム」も1位がエド・シーラン『÷』(divide)、2位がドレイク『More Life』、3位がケンドリック・ラマ―『DAMN.』、4位がザ・ウィークエンド『Starboy』、5位がポスト・マローン『Stoney』とヒップホップ/R&Bアーティストはトップ5のうち4組を占めている。

また「今年ブレイクした新人アーティスト」では、1位に元フィフス・ハーモニーのカミラ・カベロ、2位と3位にワン・ダイレクションのハリー・スタイルズとリアム・ペインと続いて、4位に“Gucci Gang”が大ヒット中の17歳ラッパー、リル・パンプ、5位にSpotifyが先日立ち上げた新人支援プログラム「RISE」にも選出された18歳ラッパー、トリッピー・レッドがランクインした。

Spotifyの年間レポートでは、エド・シーランが圧倒的に強く、「今年もっとも再生されたアーティスト」、「今年もっとも再生されたアルバム」だけでなく、“Shape Of You”が「今年もっとも再生された楽曲」1位となっている。“Shape Of You”は14億回再生され、ドレイク“One Dance”の記録を破ってSpotify史上もっとも再生された楽曲にもなった。また、全米シングル・チャート16週連続1位と歴代1位(タイ)という大ヒットとなったルイス・フォンシとダディ・ヤンキーの“Despacito”は、ジャスティン・ビーバーが参加したリミックス・バージョンが「今年もっとも再生された楽曲」で2位、オリジナル・バージョンが3位となった。

なお、全米シングル・チャートにおいても、現在8週連続で1位を制しているポスト・マローンの“rockstar”を筆頭に、カーディ・Bの“Bodak Yellow”、DJキャレド“I’m The One”、ケンドリック・ラマ―“HUMBLE.”、ミーゴス“Bad and Boujee”、レイ・シュリマー“Black Beatles”といった全米1位に輝いたヒップホップ・ヒットはいずれもストリーミングによるポイントの影響が強い。米ストリーミング・チャートにおいては、昨年の12月10日付チャートから、最新の今年12月16日付チャートまで、エド・シーランの“Shape Of You”、ルイス・フォンシの“Despacito”、テイラー・スウィフトの“Look What You Made Me Do”の3曲を除いて1位を制したのは全てヒップホップ楽曲となっており、この54週間のうちおよそ6割のあいだ、ヒップホップ楽曲が米ストリーミング・チャート1位を制している。

最終更新:12/6(水) 23:40
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