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【インドネシア】住友重機、CFBボイラー導入でセミナー

12/6(水) 11:30配信

NNA

 住友重機械工業は5日、火力発電所に用いる循環流動層式(CFB)と呼ばれるボイラーに関するセミナーをインドネシアの首都ジャカルタで開催した。政府省庁関係者のほか、発電、建設などの業界から合計150人以上が参加した。
 今年3月にオランダのボイラー会社、FWエナジーを買収して以来、住友重機が各地で開催しているセミナーの一環。インドネシアでの開催は初めて。
 セミナーでは、住友重機が手掛けるCFBボイラーと既存の微粉炭(PC)ボイラーの相違点について他国での実績や科学的な比較を用いて説明した。
 住友重機の担当者によると、CFBボイラーは底部から空気を吹き込み、燃料を均一に混合することで、木質バイオマスや廃プラスチックなどさまざまな種類の再生エネルギー燃料を効率よく燃焼させることができる。既存のボイラーより導入コストはかかるものの、インドネシアで多くの埋蔵量がありながら、これまで利用が進んでいなかった低品位炭の利用促進が期待されるという。同担当者はさらに、窒素酸化物や一酸化硫黄などの排出を抑制できることや、ボイラー内に付着物が発生しにくいことから整備点検のコストを抑えられることを強調した。
 住友重機はインドネシアで、国営鉱山アネカ・タンバン(アンタム)が東南スラウェシ州ポマラアに建設したフェロニッケル製錬所の発電所と、東カリマンタン州タンジュン地区に独立系発電事業者(IPP)が建設中の石炭火力発電所にCFBボイラーを納入している。
 現地法人スミトモ・ヘビー・インダストリーズ・インドネシアの石井勝社長はNNAに対し、インドネシアで政府が3,500万キロワット(kW)の電力開発計画を推進しているほか、工業団地の自家発電設備、さらにはバイオマス発電でも導入の動きが高まっており、「産炭国で火力発電への需要が世界的に高い地域として、インドネシアで積極的にCFBボイラーを売り込んでいく」と述べた。来年以降も同様のセミナーを開催するほか、来年ジャカルタで開催予定の電力産業展示会「パワージェン(POWER―GEN)アジア」でもフォーラムを開く考えを示した。

最終更新:12/6(水) 11:30
NNA