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【タイ】米フォード、エコカー第2弾投資を辞退

2017/12/6(水) 11:30配信

NNA

 米フォード・モーターは、タイの小型低公害車「エコカー」政策第2弾への参画を辞退することを決めた。3年前に総額182億バーツ(約630億円)の投資計画を申請していたが、事業成長性が見込めないと判断。今後は、1トンピックアップトラックで成長を図る。4日付バンコクポストが伝えた。
 フォード・アセアンのユコントーン新社長は「市況とフォードが得意とする車種を考慮して、エコカー優遇を受けないことを決定した」と語った。エコカー政策第2弾への投資は2014年に申請し、タイ投資委員会(BOI)から投資認可を得ていた。
 当初は、東部ラヨーン県の製造子会社フォード・タイランド・マニュファクチャリング(FTM)の自社工場でエコカーを生産する予定だった。計画では、年産能力がエコカー18万台、エンジンが2,000基。しかし、フォードは昨年10月、同工場でピックアップの生産を開始したと発表していた。
 フォードのタイにおける今年1~10月の販売台数は、前年同期比37%増の約4万3,900台だった。このうち、ピックアップ「レンジャー」と派生車の乗用ピックアップ(PPV)「エベレスト」が合わせて39%増の約4万1,000台。一方、エコカー優遇の対象となり得る乗用車(「フィエスタ」と「フォーカス」)は38%減の約500台で、スポーツタイプ多目的車(SUV)「エコスポーツ」は31%増の約2,400台となった。
 フォードの東南アジア諸国連合(ASEAN)全体の販売台数は、16%増の約9万6,100台。タイのほか、フィリピンとベトナムが好調だった。

最終更新:2017/12/6(水) 11:30
NNA