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イスラム教徒向け「ハラール食品」が急速に普及した背景

12/6(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 近所のスーパーでハラール食品コーナーを見かけることが多くなった。

 ハラールとはアラビア語で「許されている」の意味。イスラム教徒は豚や酒などが禁じられており、厳密には日本の味噌、醤油、みりんもダメだったりする。

 だが、ハラール食品コーナーを見ると、味噌や醤油も堂々と売られている。大丈夫なのか。

「酒精が入った味噌や醤油はダメです。酒精とはエチルアルコールのことで、酵母菌の働きを抑えて長期保存に使う食品添加物。陳列棚に並べていいのは、酒精を使わない有機・無添加の味噌だけになります」(流通関係者)

 ハラールでは豚や酒の他に、人工甘味料や着色剤、乳化剤、酵素といった食品添加物も禁じられている。

 一方、ハラール認証を受けた味噌を長野県の「ひかり味噌」では、他社に先駆けて販売している。マルコメ、ハナマルキに次ぐ国内3位のメーカーで、“無添加”にこだわった味噌を製造していることでも知られる。

「当社では、ハラール専用の生産ラインがあり、『無添加味噌 田舎』はハラール認証を得て、すでに都内の有名レストランでも使われています。イスラム教徒の訪日旅行数は2020年に100万人に達するとされ、需要はますます増える。海外への輸出にも力を入れています」(ひかり味噌・広報担当者)

 逆に考えると、スーパーのハラールコーナーにある食品は、添加物を使わない安全な食べ物だということ。

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