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【台湾】雄獅と保保旅遊、日本客照準の新会社設立

2017/12/6(水) 11:30配信

NNA

 旅行代理台湾大手の雄獅旅行社(ライオントラベル)などを傘下に持つ雄獅集団は5日、同業の保保旅遊(ボビートラベル)と、2018年1月1日に新会社「雄保聯合国際旅行社(雄保旅遊、ライオンボビートラベル)を設立すると発表した。日本人向け台湾旅行に強い保保旅遊との合弁で、日本人客のさらなる誘引を図る考え。日本人向け台湾旅行商品で、初年度売上高は2億台湾元(約7億5,000万円)の目標を掲げる。
 新会社の資本金は1億2,000万元で、出資比率は雄獅が3分の2、保保旅遊が3分の1を保有する。董事長は保保旅遊の戴啓コウ董事長(コウ=王へんに行)が就任する。
 5日に台北市内で開催された記者発表会の席上、保保旅遊の戴董事長は、「新会社設立の話が持ち上がったのは3年前で、時間をかけて合弁に向けての話し合いを進めてきた。雄獅のブランド力、体系的な販売システム、雄獅の王文傑董事長の旅行業への情熱とリーダーシップなどを考え合わせて今回の決断に至った」と語った。
 雄獅旅行社は台湾人の訪日旅行商品に強みがあるが、新会社設立で日本人の訪台旅行のラインアップも強化できるとみている。
 ■新たな体験型商品が必須
 雄獅の王董事長によると、総人口約2,300万人の台湾から、日本に訪れる旅行客は年間延べ450万人。一方、1億2,700万人の日本から、台湾に訪れる旅行客は180万~190万人と、圧倒的な差があり、王董事長は「日本人客のさらなる掘り起こしが台湾の旅行業界には必要」と力を込める。
 保保旅遊の16年の売上高のうち8割は訪台旅行商品で、中でも直近1カ月に迎えた日本人客は最多で延べ1万人。戴董事長は、「日本人の台湾旅行の楽しみ方は、台湾式シャンプーや足裏マッサージなど20年前からあまり変わっていない」と指摘。日本人客のリピーターや海外からの旅行客を台湾に誘引するためにも、新たな体験型の商品が必要とみる。
 雄保旅遊では、“インスタ映え”するスポットや台東県の自然豊かなサイクリングコースでのサイクリング体験などを組み込んだ商品を投入する計画。台湾を訪れる日本人向けに日本語が通じるサービスセンターの設置なども予定している。
 また訪日旅行商品では、日本各地の秘境にある旅館や温泉、祭り、美食などを組み合わせた1人当たり6万~12万元の中~高級商品に注力する考えを示した。

最終更新:2017/12/6(水) 11:30
NNA