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高萩の主婦がサロン開所 闘病経験生かす 月1回「笑顔の時間」

12/6(水) 12:00配信

茨城新聞クロスアイ

くも膜下出血で右半身まひとなった高萩市在住の主婦、根本あや子さん(67)が8月から、寄り道サロン「ケセラセラ」を開所した。自らの体験もあって、「体が不自由になっても地域の中で気軽に集まれる場所が欲しい」との思いで実現。月1回の開店日には市内外から15~20人が集まり、「笑顔の時間」を過ごしている。

根本さんは49歳の時にくも膜下出血で倒れ、右半身にまひが残る。同じ病気をした友人らが自宅を訪ねてくれた帰り際、「楽しかった、また来てもいい」と必ず声を掛けていく経験から、外出時に付き添う家族の負担を軽減し、各自が助け合って交流できる場所をつくりたいと、寄り道サロンの立ち上げに取り組んだ。

ケセラセラは月1回、同市安良川の地域交流スペース「やすらぎドーム」で午後1~4時まで、ボランティアスタッフの協力を得て運営。1回500円の会費で、お茶菓子などを用意して迎える。参加者の都合のいい時間に来所し帰宅できる。リハビリで知り合った人やおしゃべりの苦手な人などが、和やかな雰囲気の評判を聞いて集まってきているという。

テーブルを囲んで、お茶菓子を頬張りながら世間話に花を咲かせる。椅子に座ってできるゲームも楽しむ。11月の開店日は丸テーブルを囲み、中央に張られたネットの下を通すように大き目のピンポン玉を板で打ち合い、部屋中が歓声と笑顔であふれた。

市内の82歳と81歳の夫婦は「子どもたちと暮らしているが、外出して気軽に話やゲームをするのが楽しい。体を自然に動かすことになる」と笑顔。北茨城市の主婦(59)は「リウマチになって30年。皆の頑張りを見ると励みになる。自分も何かできるようになりたい」と明かす。

ボランティア参加で健康などについての相談にも応じている理学療法士、根本寿幸さん(36)は「自由に気軽に来られる雰囲気がいい。家族も気分転換を図れるのでは」と効用を話す。

あや子さんは「まだ試行錯誤。皆で内容を検討していきたい。わずか2~3時間だが自分も家族も心の負担を軽減できるのでは」と話す。次回は12日を予定。問い合わせはケセラセラ代表・根本(電)0293(23)3984。
(飯田勉)

茨城新聞社