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米民主党、予算協議で共和に譲歩迫る公算 政府閉鎖回避が切り札

12/6(水) 8:42配信

ロイター

[ワシントン 5日 ロイター] - 米野党民主党は、連邦政府の暫定予算と債務上限引き上げの期限が8日に迫るなか、政府機関の閉鎖回避に向けた協力と引き換えに、トランプ大統領および与党共和党から予算協議で大幅譲歩を引き出す好機を迎えている。

民主党指導部は7日にホワイトハウスでトランプ大統領、共和党幹部と協議する見通しで、譲歩を迫る公算が大きい。

トランプ氏にとっては、政府閉鎖の回避とともに、昨年の大統領選で公約した国防費拡大を実現できるかどうかが主要な争点となっており、共和、民主両党による水面下の交渉でもこれが中心議題となっている。

共和党議員のほとんどは国防費拡大を支持しているが、政府支出の抑制を求める声も強い。民主党内でも多くの議員は国防費拡大に賛成の立場だが、防衛以外の支出拡大も求めている。

民主党のトップ2であるペロシ下院院内総務とシューマー上院院内総務はまた、幼少期に親と不法入国した「ドリーマー」の保護に関する法案の可決や、トランプ政権が停止した医療保険制度改革(オバマケア)に基づく医療補助金の再開も求めている。

共和党は上下両院で過半数を握っているものの、上院(定数100)の議席は52議席にとどまり、予算など重要法案の可決に必要な60票の確保には民主党の協力が欠かせない。このため、民主はホワイトハウスでの協議に有利な立場で臨むことが可能となる。

ただ、トランプ氏が政府機関の閉鎖を回避するため超党派協力を受け入れるか、対立姿勢を示すかは予測不可能で、対応が注目される。

共和党は今週、8日以降も現行水準の資金拠出を可能にする当面のつなぎ予算案を採決にかける見通し。

最終更新:12/6(水) 8:42
ロイター