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バングラデシュ、国内最大規模の発電所計画 総額28億ドル、20年に稼働

12/7(木) 7:15配信

SankeiBiz

 バングラデシュは、国内最大規模の発電所建設を目指す。現地紙ダッカ・トリビューンなどによると、同国の国有企業、北西地域発電公社(NWPGCL)が11月初旬、ドイツの多国籍企業シーメンスAGと総額28億ドル(約3149億円)の発電所建設プロジェクトに関する覚書を締結した。

 覚書によると、新たに建設する発電所の発電燃料は液化天然ガス(LNG)で、発電能力120万キロワットの発電基を3つ設置し、合計発電能力360万キロワットを予定している。建設予定地は南部パトゥアカリ県ペイラで、敷地面積は40万平方メートルとなる見通しだ。

 同国は現在、西部パブナ県に発電能力240万キロワットのルプール原子力発電所を建設中で、2024年の電力供給開始を予定している。新しいLNG発電所の発電能力はこれを上回り、国内最大規模となる。最初の発電基は20年7月に稼働開始となる計画で、残りは同年12月と21年12月の完成を目指す。

 今後、NWPGCLとシーメンスは、バングラデシュ国内に出資比率50対50の合弁会社を設立し、プロジェクトの推進に当たる。資金は28億ドルで、うち4億ドルを両者が拠出し、残り24億ドルは国際機関などからの融資で調達するという。

 バングラデシュは天然ガスの産出国だが、近年は枯渇の懸念が浮上している。このため、政府は来年からLNGの大規模な輸入に踏み切る方針を固めており、陸上と海上にLNGを貯留する基地の建設計画も進行中だ。

 NWPGCLの幹部は、新しい発電所の燃料が輸入LNGになるとの見方を示し、建設地をペイラとした理由について「ペイラには港があり、発電燃料の調達が容易になるため」と説明した。(ニューデリー支局)

最終更新:12/7(木) 7:15
SankeiBiz