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もんじゅ、22年度までに燃料取り出し 廃炉計画を提出

12/6(水) 12:57配信

朝日新聞デジタル

 日本原子力研究開発機構は6日、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県)の廃炉計画を原子力規制委員会に提出した。原子炉に残る核燃料の取り出しを2022年度までに終え、冷却材のナトリウムを抜いて47年度に廃炉を完了する計画。昨年12月に政府が廃炉を決めてから1年でようやく本格化するが、核燃料やナトリウムの取り出し実績は少なく、計画通りに進められるか実効性が課題だ。

 計画によると、普通の商用原発では廃炉計画を申請した段階ですでにプールまで取り出されている核燃料が、なお原子炉内と一時的な保管場所に計530体ある。原子力機構はまずこれらの取り出しを急ぐ計画で、完了までに5年半かかるとした。ナトリウムの抜き取りはその後の予定だが、詳しい計画の検討はこれからとなる。

 廃炉総額は、燃料の取り出しや設備の解体などの約1500億円に維持管理費などを加えた少なくとも約3750億円を見込む。放射性固体廃棄物が約2万6700トン出るとした。

 もんじゅは1994年に初臨界。95年にナトリウムが漏れる事故を起こしたほか、その後もトラブルが相次ぎ、政府が昨年、廃炉を決めた。(小川裕介、東山正宜)

朝日新聞社