ここから本文です

小林悠、逆転MVP!妻と愛息もサプライズ登壇「感謝したい」

12/6(水) 6:01配信

スポニチアネックス

 Jリーグ・アウォーズが5日、横浜アリーナで行われ、川崎FのFW小林悠(30)が最優秀選手賞を初受賞した。最終節でハットトリックを達成し得点王に輝き、チームの初タイトル獲得に大きく貢献。川崎Fからは昨年の中村憲剛(37)に続く2年連続の選出となった。ベストイレブンは川崎FからMVPとダブル受賞の小林、2年連続7度目の中村ら最多4人が選出された。

 小林は名前が呼ばれると思わず涙腺が緩んだ。「プロになってからケガの多かった僕と悔しい思いをする度に一緒に乗り越えてくれた奥さんに感謝したい」。スピーチが終わるとさらなるサプライズがあった。妻の直子さん(30)と息子2人が祝福に壇上に。父親譲りの速さで壇上を走り回った長男の結翔(ゆいと)くん(3)は、大好きなパパのほっぺに何度もキス。この上ない祝福だった。

 第33節終了時の得票数では昌子、興梠、杉本に次ぐ4位だったが、最終節に逆転で初の得点王に輝き、チームは逆転初V。MVP争いも逆転し、ベストイレブンも含めて賞を総なめにした。今季は主将として自身初の全34試合出場。普段から怠らないケアはもちろん「主将としての責任感が大きい」と、今季就任した篠田トレーナーは大きなケガなしで終えた要因を説明する。強い思いが多少の痛みに打ち勝つ強い肉体も生み出した。

 劇的初Vから一夜明けた今月3日。優勝の余韻も覚めやらぬ中、自らの喜びはよそに、V逸した鹿島の心中をおもんぱかっていた。「(昌子)源とか見ていると複雑で…」。昨季のアウォーズは鹿島が王者で、逆の立場で出席。「(勝った)鹿島の選手はどうしてあんなに謙虚で、(他を)リスペクトして話ができるんだろう」と抱いていた疑問の答えは、今季自ら体現した。チームメートはもちろん、同じ土俵で戦った戦友への心遣い。“人間性”も含め、MVPにふさわしい活躍だった。

 この日の午前に行われたE―1選手権に臨む代表合宿では、主力組の右FWでプレー。地道な積み重ねでゴールハンターとして一気に開花し、今後はMVPの看板を引っ提げ、また新たな舞台での活躍を狙う。

スポーツナビ サッカー情報