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【Jアウォーズ】MVP&得点王の川崎・小林悠 理想のFW像は大久保から学んだ

12/6(水) 16:45配信

東スポWeb

 2017年の「Jリーグアウォーズ」(年間表彰式)が5日、横浜市内で開催され、今季の最優秀選手賞(MVP)に、初のリーグ制覇を成し遂げたJ1川崎の日本代表FW小林悠(30)が選出された。得点王とベストイレブンのタイトルと合わせ“3冠”を受賞。今シーズンに大きな飛躍を遂げた裏には、昨季までチームメートだった元日本代表FW大久保嘉人(35=FC東京)の存在があった。

 プロ入り8年目にして初のリーグ全試合出場を達成。自己最多の23ゴールでJ1得点王を獲得し、クラブ史上初のタイトルとなるリーグ優勝を果たした小林に最高のフィナーレが待っていた。今季のJ1で最も活躍した選手に贈られるMVPに選ばれたのだ。

 受賞のスピーチでは「この場を借りて感謝を伝えたい人がいます。プロになってからケガの多かった僕と悔しい思いをするたびに一緒に泣いてくれた奥さんに感謝の気持ちを伝えたい。ありがとう」。妻の直子さんと長男・結翔くん、次男・真翔くんが登場するサプライズに笑顔で応えて喜びを爆発させた。

 今季はJリーグでナンバーワンの選手となり、待望の日本代表復帰も果たすなど、大きな飛躍を遂げた。これは、2013年から3年連続J1得点王を獲得し、昨季まで川崎のエースだった大久保からストライカーとしての“あるべき姿”を学んだことが要因だった。

 かつてはFWでありながらも、比較的おっとりとした性格で、積極的にボールを呼び込むような自己主張が得意なタイプではなかった。実際に、先輩FWが得点王に輝いていた当時を振り返り「どこか(大久保に)遠慮していた部分があった」と語っている。

 しかしエゴイスティックにゴールを狙い続けるベテランストライカーを近くで見続けているうちに、貪欲な姿勢こそが得点を奪う近道と悟った。小林が「遠慮しないでやっていこうと決めた」という昨季は、当時のキャリアハイとなる15ゴールを挙げて点取り屋のエゴに目覚めた。

 今季は大久保が川崎を去り、小林がチームの浮沈を左右する得点源になった。「自分がやるしかない。チームで一番ゴールを取るしかない」と改めて決意。今季は主将を務めるも、後半戦からは自らのキャプテン像を「ゴール」と定義し点取り屋に専念した。その姿は大久保にも負けないエゴイストだった。

 小林は「1回(得点王を)取ったくらいで(大久保に)追いつけたと思わないけど、少しは近づけたかと思う」。もちろん、ここが終着点ではない。来夏のロシアW杯に臨む日本代表メンバー入りを実現するため、東アジアE―1選手権でも猛アピールする。

最終更新:12/6(水) 16:45
東スポWeb

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