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「ゼノブレイド2」のバトルはちょっと複雑だけど理解できてくるととても面白いの話

12/6(水) 12:00配信

Impress Watch

この連載は、ゲーム好きのライター山村智美が、ゲームタイトル、話題、イベント、そのほかゲームにまつわるあれやこれやを“ゆるく”伝えるコラムです。毎週、水曜日に掲載予定。ちなみに連載タイトルは、本当は「ぼくらとゲームの間にある期待の気持ち」。新しい体験の、その発売を、いつでも楽しみにしている期待の気持ち。そのままだと連載タイトルとしては長すぎたので……「ぼくらとゲームの」。

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もうあっという間に12月ですねー。あと約4週間ちょいで今年も過ぎ去っていきますよ。早いですねぇ、ほんとに。

まぁ今年を振り返るにはまだちょい時期が早いということで、今週は今がっつりプレイしまくっている「ゼノブレイド2」のお話。

僕は発売前に序盤をプレイさせてもらって「ゼノブレイド2」ファーストインプレッションをお届けしたのですが、発売日以降は仕事とは関係無く個人的にプレイしています。

今はちょうどプレイ時間が50時間を越えたところなんですけど、物語的にはまだまだ中盤を過ぎたのかなあというところ。寄り道的なクエストなどは結構スルーしつつのプレイでこの進行状況なので、プレイボリュームはかなりのものがありますね。

この時点での感想としては、ストーリー周りはコミカルシーンにちょっとサブカルテイストが強めなのは好みのわかれるところかもしれないなと思うものの、おおむね熱い盛り上がりの展開などで全体的には好印象にまとまっていくのではないかなと思えますし、

前作譲りの“MMORPGをソロプレイしているような独特なプレイ感”も健在。

遊びこむ上で1番多くの時間を過ごすことになる“フィールドマップの曲”がいずれも前作以上に素晴らしいんです。どの国のフィールド曲も素晴らしいので、次の国に行くのが楽しみになるんですよ。

個人的には「ルクスリア王国」周辺のフィールド曲が、季節柄もあってかなり気に入っています。

一方で、「ゼノブレイド」シリーズというか、ひいては「ゼノ」シリーズって、SFテイストも内包しているところから自然となってしまうのかもしれないですが、システム面にちょっと複雑さがあって、そこをプレーヤーが積極的に考察してハードルを乗り越えないといけないところがあるなと、個人的には感じています。

そのあたりの“乗り越えると面白くなっていくハードル”が、今作だと「バトル」システムにあるんです。ただ、「ゼノブレイド2」のバトルは仕組みを理解できると、繰り返し繰り返し試していきたくなるぐらい面白いものになっているので。いまいちわからないでプレイしているなーという人向けに、ちょっと解説していきたいと思います。

まずは「ドライバーコンボ」。

「ドライバーコンボ」は、敵を“くずして、倒して、打ち上げて、叩きつける”っていうコンボです。

ドライバーの技である「アーツ」には、“ブレイク”、“ダウン”、“ライジング”、“スマッシュ”という特性がついているものがあります。これを順に敵に当てていくと効果が発揮されて大きなダメージを与えられるというわけですね。

このコンボはプレーヤーが操作するキャラクターだけで全部を行なうというのはちょっと難しいので、仲間のキャラクターに特にスタートになる“ブレイク”特性のアーツを持たせておいて、それが決まったら自分のキャラでダウン>ライジング>スマッシュのアーツを撃っていくのが、わかりやすいかなと思います。

次に「ブレイドコンボ」。

先ほどの「ドライバーコンボ」が、前衛で戦うドライバーの放つアーツを繋げる物だったのに対して、こちらの「ブレイドコンボ」は“ブレイドの必殺技を繋げるコンボ”です。

アーツを放っていくとゲージが溜まっていき撃てるようになるブレイドの必殺技ですが、この必殺技を指定された順に放っていくとコンボが繋がります。

必殺技を放つと画面の右上にコンボの繋がる属性が表示されます。左の1個がスタート属性で、中央の列が2発目の属性、右の列がフィニッシュに繋がる属性。フィニッシュまで繋げば大ダメージ以外に敵の能力を抑える、いわゆるデバフ効果も入ります。

気をつけなければいけないのが、コンボを繋げるにはコンボの1発目より2発目、さらに2発目より3発目は、必殺技のゲージが高くないといけないということ。1発目をゲージ1で放ったら、2発目は繋がる属性の必殺技をゲージ2以上でないといけません。

自分のキャラのゲージはローマ数字で表示されていますが、仲間キャラの必殺技ゲージは、“顔アイコンの周りを飛んでいる光の球の数”でわかるようになっているので、うまく時間内に繋げていけるようタイミングを見てコンボをスタートさせるのがポイントです。

ちょっと難しいのが「フュージョンコンボ」。

フュージョンってつまり「融合させる」、つまり合体させるっていうことです。某コミックでもありましたよねフュージョン。

なにをフュージョンさせるのかと言うと、「ドライバーコンボ」と「ブレイドコンボ」です。

アーツを順に繋げる「ドライバーコンボ」と、必殺技を順に繋げる「ブレイドコンボ」なわけですが、これを間に同時進行させることができるんですよね。

具体的な例としては、

必殺技1発目>アーツでブレイク>必殺技2発目>アーツでダウン、ライジング>必殺技3発目でフィニッシュ

というようなことが可能です。こうして2つのコンボをフュージョンさせると通常よりもさらに威力が高まり、名前も、例えばライジング状態の敵に必殺技の「メガエクスプロージョン」を3発目に決めると、「ライジングメガエクスプロージョン」という名前になります。

慣れるまでは頭が混乱する感じにもなりますが、「ブレイドコンボ」が繋がっていくまでの猶予時間は長めなので、「ブレイドコンボ」を繋げている間にアーツの「ドライバーコンボ」を繋げてみるというように意識してみるのがいいと思います。

こうしたコンボを踏まえて繰り出す最大の技が「チェインアタック」!

1人ずつ必殺技を繰り出すチェインアタック。こちらは好きなタイミングで放っても良い……と言えばいいのですが、「ブレイドコンボ」を事前に何パターンか決めておくことで、何十倍、何百倍もの超ダメージをたたき出すことができます。

必殺技をコンボしていく「ブレイドコンボ」ですが、これが決まるとコンボフィニッシュに決めた必殺技の属性を持った「属性玉」というものが敵の周りに漂いはじめます。

「チェインアタック」では、その「属性玉」と反対の属性を持つ必殺技を放つと割ることができ、属性玉を割ると通常1回ずつ必殺技を放って終わるチェインアタックが2周目に入ります。

また、2周目でも残っている別の属性玉を割ればチェインは3周目に入り、繋げれば繋げるほどにダメージ倍率が高まっていって、最終的にとつてもない大ダメージを与えることができるというわけです。

そんなわけで本作では、特にボスクラスの敵と戦うときに、

“「ブレイドコンボ」を何パターンか決めて属性玉を出現させ、「チェインアタック」を属性玉を割って伸ばし、一気に大ダメージを与える”

というのが大きなポイントになります。

ちなみに「チェインアタック」はパーティーメンバーを戦闘不能から復帰させる「パーティーゲージ」を全消費してしまう技なので、例えば「チェインアタック」直後にプレーヤー操作キャラが倒されると全滅になってしまうという、リスクもあります。

というわけで、

そのときのバトルメンバーに可能な「ブレイドコンボ」をいろいろと重ねていき、たっぷりと属性玉を溜め、「敵のこの残り体力ならチェインアタックで倒しきれる!」というときに「チェインアタック」を放って一気に押し切っていくのが「ゼノブレイド2」のバトルの醍醐味ですね。

逆に、その流れを作れたのに「チェインアタック」で上手く属性玉を割れずにしょぼいダメージでチェインが終わってしまうと、即全滅になりかねないピンチにもなったりもしちゃうんですね。

そうしたリスクもありつつですが、コンボの積み重ねから、「チェインアタック」で一気に大ダメージをたたき出してバトルに勝利していくのは爽快感抜群。1度理解すると、よりうまいプレイをしたくてHPのたっぷりある敵とバトルしたくなったりします。

一方で、こうした“ダメージを何倍にもできるシステムのあるバトル”になっているぶん、特にボスクラスの敵はHPがとても多いんですよね。そのため、コンボを理解しないままに地道にダメージを与えているだけだとバトルが長時間になってだれてきてしまうかもしれません。

バトルシステムを理解してくると敵にはむしろ、「ある程度コンボ重ねできるように長持ちしてもらいたい……」ぐらいに思うようになったりもするのですが。理解すると非常に面白いバトルの楽しめるゲームになっています。

そんなわけで「ゼノブレイド2」。

ファーストインプレッション以降にある程度やりこんだ段階でも、手応えのあるRPGをプレイしたい人にオススメしたい作品となっています。がっつりやり込める1本が欲しいという人にオススメですね。

ではでは、今回はこのへんで。また来週。

GAME Watch,山村智美

最終更新:12/6(水) 12:00
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