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<ボクシング>村田、2冠の先にらむ 統一王者と対戦も視野

12/6(水) 13:30配信

毎日新聞

 来年4月に初防衛戦を行う意向を示した世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者の村田諒太(31)。10月にアッサン・エンダム(フランス)との因縁の再戦を制し、日本人2人目の同級王者となったが、「まだまだ自分自身、証明しないといけないことが多い」と満足していない。世界王者と五輪金メダリストという二つの称号を得た男は、更なる高みへ向けて挑戦を続けていく。

 新王者となって約1カ月半が過ぎ、村田は「うれしい半面、恥ずかしい」と話した。周囲の環境も変化し、先月28日に開かれた再始動の記者会見では「タクシーを降りる時に二度見されるようになった」と語り、報道陣を笑わせた。

 世界王者となり、心理面にも変化が表れた。「ハングリー精神がなくなってしまうことが怖い」という一方、「重圧を感じていないから、挑戦していける。もっと良いボクシングができるんじゃないか」と自身への期待を口にする。

 日本人初のミドル級王者となった竹原慎二(45)は防衛戦で敗れており、防衛に成功すれば史上初の快挙となる。村田は「まずはそこ。じゃないと、何も始まらない」。その先には、世界ボクシング評議会(WBC)など主要3団体統一王者で、ミドル級の頂点に君臨するゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との対戦も見据える。

 次戦まで間隔が空くことについて、村田は「不安はあるが、今まで1回だったキャンプが2回とか、積み上げることができる」とプラスにとらえる。

 「(世界王者は)僕の中ではスタート。守るという意識ではなく、やっぱり上を目指す意識でないと」。来春、一回りも二回りも強くなった姿をファンに見せられるよう村田は充実した冬を過ごすつもりだ。【倉沢仁志】

最終更新:12/6(水) 13:30
毎日新聞