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わいせつ行為疑いの町長「女性記者を助けようと」

12/6(水) 20:04配信

朝日新聞デジタル

 岩手日報社(本社・盛岡市)は6日、同紙の女性記者が岩手県岩泉町の伊達勝身町長(74)からわいせつ行為を受けたと発表した。一方、伊達氏は同日、記者会見し、記者に迷惑をかけたと謝罪したが、わいせつ目的は否定した。進退については明言を避けた。

 同社によると、10月中旬の早朝、女性記者が取材のために宿泊していた町内のホテルの部屋を、伊達氏が訪ねてきて何度もドアをノック。記者が開けると、抱きついて無理やり複数回キスをしたという。

 伊達氏は会見で、町内で関連死を含め23人が犠牲になった昨夏の台風10号の豪雨災害の影響で幻覚や幻聴が激しくなったと説明。「突然女性記者の『助けて』という声が聞こえ、助けようと思って部屋に行きハグした。キスをした記憶はない」と述べた。

 女性記者は精神的ショックを受けて休職中。同社は約1週間後に厳重抗議し、謝罪を求めたが、伊達氏は同社への謝罪に応じていないという。同社によると、刑事告訴を検討しているという。

 伊達氏は1999年の町長選で初当選し、現在5期目。昨夏の台風10号の豪雨で災害対応の指揮を執った。今年10月25日、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとして入院。今月5日に職務復帰していた。

朝日新聞社