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<平昌五輪>潔白の選手に道…個人資格で IOC露資格停止

12/6(水) 22:05配信

毎日新聞

 【モスクワ杉尾直哉】国際オリンピック委員会(IOC)は5日の理事会で、ロシアの組織的ドーピングを認定して、ロシア・オリンピック委員会(ROC)の資格を停止した。ロシアは来年2月に開幕する平昌(ピョンチャン)冬季五輪へ選手団の派遣ができないが、不正に関与していない選手は個人資格で参加できる。IOCのバッハ会長は「不正に見合った処分を下した」と述べた。

 IOCは昨年のリオデジャネイロ五輪でロシア選手の参加の可否を国際競技団体に委ねて批判された。今回はバッハ会長がROCのジューコフ会長から事情を聴いた上で「五輪の高潔性に対する前例のない規模の攻撃だ」と批判。IOC自らの判断で処分して強い姿勢を示した。一方で「クリーンな選手は守るべきだ」と全面除外に踏み込まなかった。個人参加は国旗と国歌は使えないが「ロシアからの五輪選手」として「ロシア」の名称を使える。

 ロシアの組織的なドーピングは2014年にドイツメディアの報道で発覚。IOCは規律委員会で独自に調査した上に14年ソチ五輪のロシア選手の検体を再検査し、これまで25選手の失格処分とメダル11個の剥奪を決めている。

 パラリンピックでは、国際パラリンピック委員会が昨年のリオ大会でロシアを全面除外。平昌大会については今月中に結論を出す。

最終更新:12/6(水) 22:58
毎日新聞