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羽生永世七冠 一夜明け「これは夢では? 記事見て本当だと…」 藤井四段との対局は「私自身が頑張りきることができれば」

12/6(水) 10:18配信

産経新聞

 将棋の第30期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)を4勝1敗で制して通算7期目の竜王を獲得し、「永世竜王」の資格を得て、前人未到の「永世七冠」を達成した羽生善治新竜王(47)=棋聖=が第5局から一夜明けた6日朝、鹿児島県指宿(いぶすき)市内で「これは夢なんじゃないかと思ったが、記事をみて本当だ、よかったと思った」と喜びを語った。

 この日午前8時、少しリラックスした表情で姿をみせた羽生竜王。昨日の対局後、理恵夫人に電話で報告し「お疲れさま」とねぎらわれたことを明かした。「対局に集中できるよう、日常から細やかに神経を使ってもらっている」と感謝の気持ちを語った。

 また昨日は温泉につかり、「ぐっすり休みました」とさわやかな表情だった。

 一夜明けて「これは夢なんじゃないかと思ったが、新聞記事を見て本当だ、よかった」と永世七冠達成を実感したという羽生竜王。今回、タイトル獲得が99期と将棋界最多記録を更新し、100期の大台が目前となった。

 羽生竜王は「今回の結果を励みにし、次は新たに挑戦する気持ちで臨みたい。最近は強い若手たちが出てきており、切磋琢磨して前進していけたら」と気持ちを新たにしていた。

 また、今年は将棋界最年少プロ、藤井聡太四段(15)の29連勝達成や羽生竜王の永世七冠達成など、将棋の話題で盛り上がった一年だった。

 今年を振り返った羽生竜王は「将棋を取り巻く環境が変わっていて、自分がどう対応していくか考えさせられた一年だった」と語った。

 藤井四段の活躍にふれ「幅広く影響している。特に小さな子供さんが将棋を始めるきっかけになっている。この機運を大切にして前に進んでいけたら」と話した。

 藤井四段とのタイトル戦で出会う可能性については「今までの将棋界の歴史をみて、これだけ年齢差が離れていると、すれ違ってしまうことが結構ある。私自身が頑張りきることができれば」と話した。

最終更新:12/6(水) 10:18
産経新聞