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空心菜で湖浄化優秀賞 恵那農高が環境省表彰

12/6(水) 8:56配信

岐阜新聞Web

 岐阜県恵那市大井町の恵那農業高校が、環境と社会によい暮らしを実践する優れた活動を顕彰する環境省主催の「グッドライフアワード」で優秀賞に選ばれた。同市の阿木川ダム湖の湖面で中国原産の野菜「空心菜(くうしんさい)」を栽培、その特性を生かして水質浄化に取り組んでいる活動が評価された。
 選ばれたのは、森本達雄教諭が指導する環境科学科の水質環境保全班の活動。水質を悪化させるアオコの発生源となるリン、窒素を根から吸収する空心菜の特性に着目。ダム湖でアオコが大量発生したのを機に2004年度から毎夏、水質浄化実験の一環としてダム湖で栽培している。3、4回収穫し、近くの野菜直売所で販売している。
 東日本大震災のあった11年には、空心菜が根から塩分を吸収する特性を生かし、津波の影響で農地の塩害に苦しむ宮城県の仙台市と東松島市で試験的に栽培。一定量の塩分吸収能力があることを実証し、現地の農園などを通じて普及に取り組んでいる。
 受賞の一報を受けた森本教諭は生徒たちに伝え、「子どもたちの熱意で続けてこられた。グッドライフアワードは、取り組みを全国に発信できるチャンス」と喜んだ。
 グッドライフアワードは5年目で、全国から153件の応募があった。同班の生徒3人は9日に東京都内で開かれる表彰式で活動を発表する。

岐阜新聞社

最終更新:12/6(水) 10:19
岐阜新聞Web