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カープ坊やの図柄入り「福山」ナンバー誕生のワケ 本拠地「広島」は?

12/6(水) 6:20配信

乗りものニュース

「福山」が広島県であることを知ってもらう

 広島県東部で交付されている「福山」ナンバーに、プロ野球の広島東洋カープとコラボした図柄入りナンバーが誕生するかもしれません。2017年11月下旬に福山市など導入地域でデザイン案が発表され、すでに国土交通省へ提案されています。

【画像】「豊田」ナンバーではあのサッカーチームとコラボ

 図柄入りのナンバープレートはすでに、2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた特別仕様ナンバープレートが導入されていますが、国土交通省はこれを地域振興、観光振興に活かすべく「地方版」を導入するとし、2017年5月に募集を開始しました。以後、さまざまな地域で図柄が考案され、これらは国土交通省内での検討を経て、2018年10月ころから交付される予定です。

「福山」ナンバーに導入される図柄入りナンバープレートは、広島カープのイメージカラーである赤が配され、同じく球団キャラクターである「カープ坊や」が野球のボールを投げているというデザインです。ほかの地域で発表されているデザインは、その多くが名所や特産品、花、祭り、地域の歴史などにまつわるもので、特定の球団とコラボした図柄は珍しいといえます。導入の背景を福山市企画政策課に聞きました。

――広島カープとコラボした図柄入りナンバーは、どのような理由や目的で導入するのでしょうか?

 カープといえば県西部のイメージがあるなかで、県東部でも応援していることを示すためです。また、ナンバープレート購入時に募る寄付金を、地域振興、観光振興に活用していく目的もあります。

――名所や特産品などのデザインでなくてもよいのでしょうか?

 確かに、名所や特産品を図柄にする案もありましたが、関係自治体のあいだで折り合いがつかなかったという経緯があります。たとえば、小さなナンバープレートに各市町の花を配しても、よく見えません。尾道市などのしまなみ海道を図柄にする案も、瀬戸大橋や明石海峡大橋と区別がつかないという意見がありました。「福山」ナンバーの構成地域は5市3町にまたがりますが、この区割りが実際の生活圏域と必ずしも重ならないこともあり、地域として一致するイメージがないのです。

 であれば、そもそも「福山」ナンバーの地域が広島県であることを知ってもらえるようなデザインではどうかということになり、カープのナンバープレートを導入することとなりました。

※ ※ ※

 図柄入りナンバープレートは、ユーザーが寄付金を納付した場合はカラーのものが、納付しない場合はモノトーンのものが交付されます。福山市企画政策課によると、寄付金額は未定で、かつどれほどの人が「寄付金あり」を選ぶかは、交付が始まらなければわからないとしています。モノトーンのカープナンバーも見られるようになるかもしれません。

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