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「大薮みかん」収穫が最盛期 岡山・玉野、糖度も高く上々

12/6(水) 9:40配信

山陽新聞デジタル

 岡山県玉野市内一のミカン産地・大薮地区で、収穫が最盛期。鮮やかに色付いた実が海に面した山の斜面を染め、農家は連日作業に追われている。

 日当たりの良い山の斜面で実るミカンは、甘みと酸味のバランスが程よいのが特徴。「大薮みかん」の名前で親しまれている。

 18アールで約200本を栽培する三宅清さん(74)=玉野市=は、色や実太りを一つ一つ確かめながら、はさみで丁寧に摘み取る。モノレール式運搬車に載せ、畑の中を運ぶ。相次いだ台風や長雨の影響で、色付くのが例年より20日ほど遅れたが、傷が付く被害はなかった。「小ぶりだけど、夏の猛暑で糖度は十分高い」という。

 傷を防ぐため、12月中旬までに全て収穫し貯蔵。道の駅みやま公園など市内を中心に岡山県内向けに、来年2月下旬まで出荷が続く。

 大薮地区では大正時代、気候風土の似た和歌山県から持ち込まれて栽培が始まったとされる。現在は約20戸が5ヘクタールで宮川、青島、興津、南柑20号といった極わせからおくてまでの温州ミカン約10品種を育てる。