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バスケBリーグ「グッズ購入倍増」の仕掛け人、27歳マーケ女子の素顔

12/6(水) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

男子プロバスケットボールリーグ・B.LEAGUE(Bリーグ)が、新リーグ発足2季目を迎え、2020年までに来場者数300万人目標に向け、勝負をかけている。カギを握るのが、未開拓とされてきた女性ファン層だ。

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「女性ターゲット」というとピンクで演出したり、インスタ映えを意識した“フォトジェニック”を狙ったりしがちだが、Bリーグの女性向けマーケティングのキーカラーはブラック、オリジナルブランドはストリート系ファッションと、一味違う。

旧2リーグ合算比で入場者数は1.4倍の226万人と、昨シーズンの順調な滑り出しを支えたのは、化粧品メーカーから転身した27歳のマーケッターだった。

キラキラインスタ映え女子は「2割」

「インスタばりばりやって、全部ピンクがいいキラキラ女子って、感覚的に世の中の2割くらいなんじゃないかと思います。あとの8割はそれを見て『いいね!』をしている。その8割を狙っていきたい」

そう話すのはBリーグのマーケティング・商品企画担当、菅原瑠美さん(27)だ。

菅原さんは、日本バスケットボール協会とBリーグが出資し、Bリーグや日本代表のマーケティングや権利ビジネスを担当する B.MARKETING (Bマーケティング)へ1年前に転職。来場者数拡大はもとより、興行収入の柱となるグッズの販売や、Bリーグのイメージアップを狙ったブランディングを担当している。

Bリーグには36のクラブチームがあるが、「リーグができることはプロバスケのイメージ向上だと思っています」。

菅原さんがBリーグに参加して1年超。Bリーグのグッズ売り上げは試合会場と公式オンラインショップの合計で初年度目標の1億円を40%上回り、通常なら来場者数の10%とされる購入率を20%に引き上げた。入場者数1人当たりの売り上げ単価は1000円だが、これも「他スポーツと比較しても異例の実績」(Bリーグ広報)という。

好発進の大きな要因は、女性ファンを開拓したことだ。

「スポーツ観戦の来場者はどうしても男性の方が多くなる傾向にありますが、新リーグ発足初年度のBリーグファイナル2016-2017は女性比率が53%だった。これには彼女の存在がある」

Bリーグ広報部の新出浩行さんは、菅原さんについて、そう評す。

転職1年目でBリーグのマーケティング・商品企画責任者を任されたミレニアル世代、菅原さんの目のつけどころは、従来の「女性マーケティング」とは、一味違う。

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最終更新:12/6(水) 12:10
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