ここから本文です

ファッションフォトの巨匠ブルース・ウェーバーが男性モデルにわいせつ行為

12/6(水) 21:10配信

ELLE ONLINE

犬と美青年を愛する米ファッション写真の巨匠、ブルース・ウェーバー70歳が12月1日(金)にセクハラで訴えられたことが、「ニューヨーク・ポスト」の取材で判明した。

有名フォトグラファー、テリー・リチャードソンにもセクハラ疑惑

ウェーバーを告訴したのは、男性モデルのジェイソン・ボイス。いかにも彼のお気に入りになりそうな金髪の肉体派で当時28歳。しかし、彼もこれまでセクハラに対し声をあげた女性と同じく、ファッション界の権力に屈さざるをえない状況に陥ったのだとか。

告訴内容によれば、2014年の撮影時にウェーバーが彼に対し、ヌード撮影のときの注意点を指導すると語り、服を下着まで脱いで素っ裸になるように指示し、彼の腕を自分の性器に押し付けこすり、彼の指を舐めながらこう言ったという。「ボイス君、君はどのくらい成功したいんだ? 君はどのくらい野心家なんだね?」 そうしてキスを迫ったのだとか。それに反抗できなかったのは、ウェーバーの業界内の政治力を知っていたし、事務所から「うまくやってこい」と言われていたから。

恐怖はそれだけで終わりにならず、ウェーバーは何度も彼にビデオチャットで連絡してきたため、必ず周囲に人がいる状態で受けることに決めて身を守ったとか。いくら嫌でも仕事は事務所が決めてくるため自分では選べない。再度撮影に呼ばれたときには、たまたま現場にウェーバー自身がいなかったので助かったが、いつまたウェーバーの現場に送り出され、同じ目に遭うかわからないと常に仕事に怯えるようになり、ストレスのせいで鬱状態になってしまったとしている。そうしてモデル業から少しずつ距離を置き、演劇界に活躍の場を移しジェイソンは今回の告発に至った。

つい先日、ウェーバーと同じように過去のセクハラを疑惑が掘り起こされた写真家テリー・リチャードソンを今後起用しないといくつかのメディアが大々的に発表したばかりだけれど、そもそもこの件も含め、セクハラが生み出されるような環境を作ってしまった責任があるわけで、起用しないことはそれほど声高に自慢できることではないはず。

それよりも、権力を利用したわいせつ行為が業界内のプロフェッショナルな現場で、どうしたら二度と起こらないような環境づくりができるのか。それに努めてはじめて、ファッション界の責任が果たされるような気がする。

最終更新:12/6(水) 21:10
ELLE ONLINE