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サンパウロ市南部=「住人の子」と偽って侵入し強盗=幼い子供による大胆な犯行

12/6(水) 20:05配信

ニッケイ新聞

 サンパウロ市南部モエマのマンションの門の前に1日午後1時過ぎ、10歳にも満たないような子供と若い男が現れ、「住民の息子と友人」と偽って中に入ると、アパートの一室に侵入。中にいた家政婦を銃で脅して自由を奪い、現金と携帯電話2個、時計4個など、総額14万レアル相当を盗み出す事件が起きたと、5日付現地紙各紙が報じた。
 2人は入り口で、「アパート住民のジュリオ・ロペスさん(41)の息子と友人」と名乗っており、門番は敷地に入れてしまった。
 アパートにいた家政婦は門番から「息子さんが上がって行く」と連絡を受けていたため、呼び鈴に応じて扉を開けたところ、男がにこやかに「おじさんはどこ?」と訊いてきたので、何の疑いもなく2人を部屋に入れてしまったという。男が「水が欲しい」と言うので台所に向かうと、後ろからついて来た男が銃を出し、強盗だと告げた。
 強盗は彼女の手足を縛り、金庫の場所を尋ねたが、彼女は知らなかったので、強盗は屋内を荒らしまわった。強盗は洋服ダンスの中の宝石類などを見つけた後、壁に固定された金庫も発見。鉄の棒で壁からはずすと、宝石などと共に、トランクに入れて持ち出した。
 家政婦は、「強盗は犯行の間、携帯電話で外部と連絡を取っていた」と証言しており、共犯者がいた可能性もある。
 盗みを終えた2人の強盗は悠々と外に出て、誰からも質問される事も身元を問われる事もなく逃げ去った。
 被害者のロペスさんは「もうどこも、誰も安全じゃない。家の保安も訪問者の入室許可の方法も見直さなくては」と語っている。

最終更新:12/6(水) 20:05
ニッケイ新聞