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【Bリーグ】代表落選を意欲に変え、シーホース三河のポテンシャルを見事に引き出した橋本竜馬

12/6(水) 17:20配信

バスケット・カウント

『橋本竜馬のオリジナル』で価値を出す

文=鈴木健一郎 写真=B.LEAGUE


シーホース三河はホームにアルバルク東京を迎えた先週末の試合を1勝1敗で終えた。リーグ勝率1位と2位の対戦に相応しく、2試合とも締まった展開になり、第1戦はA東京が、第2戦は三河が勝利している。この2試合を振り返り、三河の橋本竜馬は「お互いにスカウティングして相手のやりたいことをやらせず、その中で自分たちのバスケができた2日間でした」と振り返る。

長く続いた連勝が土曜で途切れたが、「それだけに絶対に負けてはいけない試合でした」と橋本は言う。「僕たちは連勝を目指していたわけではなくて、目の前の試合に集中してきただけです。それでも僕は連敗しないチームが強いチームだと思っていますし、ここで自分たちのバスケを実行して勝てたことは、本当にチームの力になると思います」

負けてはいけない日曜の第2戦、三河が誇るタレントが個々の持ち味を発揮した。金丸晃輔は立ち上がりから果敢なシュートでオフェンスを引っ張り、桜木ジェイアールは流れが悪い時間帯に個人技でつないだ。アイザック・バッツは要所でのオフェンスリバウンドで存在感を発揮し、そしてエースの比江島慎は終盤の勝負どころでチャンスをことごとく決めて見せた。

両チームを通じて誰よりも長い36分間コートに立った橋本は、チームメートを鼓舞しつつ、ゲームの流れを読み取りながら仲間たちの持ち味を引き出した。このスタイルはずっと代表候補として練習に参加しながら、最後の最後でワールドカップ予選のメンバーから漏れたことで、あらためて認識した『橋本竜馬のオリジナル』だ。

橋本は言う。「今回落選したことで、逆に自分のバスケットボールを突き詰めることで価値を高めようと思いました。代表にはスタッツの出せる選手がいますが、そこを真似するんじゃなくて、仲間を鼓舞しながらゲームの流れを考えてプレーする、そんな自分自身のオリジナルを高めていくほうが『こいつは違うぞ』とアピールできると。それはシーホースでも同じです。試合を決める得点やたくさんのアシストではなく、試合の要所要所で、振り返ってみればこの選手が出ているなあ、というインパクトを残し続けたいです」

「代表でもシーホースでも、得点を取れる選手がたくさんいます。そこをいかに束ねていくかが僕自身の面白いところ。そこはブレずに、自分自身のバスケットボールを突き詰めていきたい」

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